転校生が来る。
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春が夏になり、夏が秋に、そして冬を迎える。
結局この約一年、なにも目立つことなく終わってしまった。
もう自分には生きている意味がないのではないかとも思ってしまうが、認めてしまうと苦しいから何も考えないようにしてしまう。
何か対処法があるのではないかとネットで探したこともあったが、自信のない僕に実践することはできなかった。
だから体育祭、文化祭は何もなく終わった。
「よお優、相変わらず元気ねぇなー!」
「しょうがないだろ、何も起こらないし始まらないんだから」
彼は島田康助、クラスのリーダー的存在だ。
でもなぜいつも陰キャ同然の自分にからんでくるかがわからない。
僕は佐々木優だ。
名前の由来は優しくなって欲しかったのだろう。
まあ優しくないけど。
「さすがに何も起こらないってことないんじゃないか?」
「あったとしてもそこから楽しいことにはならないんだ」
「それは優が楽しくさせていないからだろ?」
そうなのかもしれない。
だがだとしても僕はどうすれば楽しくできるかなんて知らない。
「じゃあ康助はどうやって楽しくしてるんだ?」
「一つ一つのアクシデントを活用する、とかだな」
「それ説明になってなくないか?」
高校生はこんな真面目な会話をするものなのだろうか。
周りはみなゲームやアニメの話ばかり。
僕は自然と疎外感を感じるが康助はこんな僕と話していて楽しいのだろうか。
「席につけー。今日転校生来るよー」
早苗由紀先生が入ってきた。
教室の扉は開いていることが多いから先生はいつも突然現れる。
だから漫画を没収される生徒をよく見るが早苗先生は元々目が死んでるから気づかれることはない。
「優、ほら転校生だって!これはチャンスだぞ!先生、女子ですかー?」
「見てからのお楽しみだ」
「えー」
こうゆうとき、康助はすぐ仲良くなって人脈を広げる。
でも僕はいつも通り何も出来ずに終わるだろう。
「じゃあ入ってきてー」
「失礼します」
早苗先生の言葉で転校生が教室に入ってくる。
どうやら女子のようだ。
「私の名前は水原美優です。よろしくお願いします」
その声は美しく、黒板に書かれた字はきれいだ。
そして何よりその転校生はとても整った顔をしていた。
だから、クラスの男子はみんな一目惚れのようだ。
「では水原さん、空いている席に座ってくれる?」
「わかりました」
あれ、空いてる席なんてあったっけ?
僕は教室全体を見たがなかなか見つけられない。
そこでふと隣の席を見てみた。
「え、」
席が空いていた。
そういえば席替えの時に隣が空いていたのを忘れていた。
「隣の席、よろしくね」
「う、うん」
でもこんなシチュエーションは初めてだ。
よく見てみると茶色い髪に黄金色の瞳、白く透き通った肌は光で反射していて、彼女は今まで見た女子の中で一番の美少女だ。
「なにか顔についてる?」
「いや、別に……」
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