英訳
「紫藤はラノベを絵で選んで買ったりする人?」
「んー……?面白そうだなって思ったら買うけど」
「俺的に絵っていうのはラノベの命だと思うわけで」
「そうかもね」
「好きな絵師だと内容気にせず買っちゃわない?」
「ラノベに失礼」
「ごめんなさい。紫藤は好きな絵師とかいんの?」
「それなりに。いやラノベが好きでちょいちょい挿絵で見るからそりゃ嫌でも好きになるでしょ」
「本当ラノベ好きだな」
「すいませんね」
「謝らなくてもいいけどさ」
「絵師さんが描いた漫画も好き」
「俺も好きだな」
「もしラノベに絵が無かったらどうなったのかな?」
「俺はまあ妄想でなんとかなるけど」
「その自信はどこから」
「心から」
「さいですか」
「昔見たラノベのキャラみたいだな」
「あ、懐かしい。それ読んでたなー…」
「今度貸そうか?」
「ありがと。貸してもらうよ」
「うん。素直な紫藤もかわ」
「可愛いっていったら斎藤の机を窓から投げ捨てる」
「……ベリーキュート」
「うわ 回避された」
「ツンデレもいきすぎるとヤンデレにかわるぞ」
「なんのこっちゃ」
「才能あるのにもったいない」
「斎藤が俺の事をツンデレって
よく言うから調べたんだけど」
「なんてあった?」
「周囲の目がある所だと冷たく接して二人きりになったら凄いベッタリするって」
「あってるじゃん」
「お前の部屋が狭いだけ」
「ベッタリに間違いは無い」
「意味が違うでしょ」
「冬だから嬉しいベッタリ」
「ねえ殴っていい?」
「いいぜかむひあー!」
「やめた気持ち悪い」
「キモイより気持ち悪いの方が精神的にくるな」
「分かる」
「は…」
「何その顔」
「はっくしょいっ!」
「ぎゃぁぁぁぁ汚っ!」
「悪い悪い」
「つば飛んだじゃん!」
「拭いてやる」
「いいよもう」
「そうか」
「次からくしゃみする時は手で押さえてよね」
「はいはい」
「ルックスがいい奴ほどなんかどっか抜けてるよね」
「完璧な人もいるけどな」
「斎藤はほとんどダメだね」
「ほっとけ」
「……なんでこう残念なイケメンになったんだろうな…」
「イケメンって言うな」
「恥ずかしいの?」
「まあな」
「へぇ……っくし」
「何今の」
「くしゃみ」
「ベリーキュート」
「うっさい」
「お、休憩時間おわた」
「じゃねー」