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10分間  作者: 山甲 岬
13/22

くびれ



「かなたん胸膨らんだ?」


「叩き潰すぞ」


「Aくらいあるんじゃない?」


「斎藤」


「はい」


「最近それが悩み」


「え マジ?」


「胸はしらないけどなぜか俺にくびれが発生しました」


「かなたん」


「はい」


「脱いでみてください」


「うん」


「なななななntgぁわДk?dは」


「斎藤、次世代語になってる」


「何するだァー!」


「え 脱ごうと」


「ダメだぞかなたん!男なんてみんな狼だぞ!お持ち帰りだぞ!」


「意味分からん」


「とりあえず脱ぐなら俺の部屋で一緒に脱ぎましょう」


「死ねクズ野郎」


「クズでもいいから服のボタンを外すのをやめなさい」


「男同士だし別にいいじゃん。全裸になるわけでもないし」


「男子校みたいな女子が少ない環境なのにかなたんみたく美少女が脱いだらー!」


「うっさい。ほら触ってみ」


「…ごくり」


「変な事したら殺す」


「……変な事って?」


「…………」


「ねえ変な事って例えば?」


「……せいっ!」


「がはぁっ!」


「死んでしまえ」


「かなたん真っ赤ー」


「もう一発いっとく?」


「遠慮」


「ちっ」


「ていうかかなたんって結構力あるよな」


「昔空手やってたからね」


「あ、空手ってやっぱり柔道着みたいなの着るの?」


「うん」


「ハァハァ」


「何があった」


「はだけるんだろうなハァハァ」


「どうして男の裸に興奮してるんだこのバカは」


「かなたんだからさ!」


「さいで」


「では触ってみよう」


「はいさ」


「………おお……!」


「……」


「……これは……」


「……ふぉい!」


「げふっ!」


「腰から下はNGだ」


「男同士なのに…」


「親しき仲にもなんたらら」


「ちっ」


「言っとくけど相手が斎藤だから触らせてるんだよ。感謝しろ」


「かなたん…」


「何?」


「かなたんって実際俺の事どう思ってる?」


「まあ若干は好きだよ」


「異性として?」


「下僕として」


「あれれ同等以下?」


「当たり前」


「…確かに友達として扱われた記憶が無い…!」


「てへっ」


「…いつか陵辱してやる」


「なんだって?」


「なんでも」


「さいですか」


「うむ」


「次は古典かぁ」


「あの教師嫌い」


「言ったら負け」



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