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第5話「決闘」

「遂に力を手に入れたようね如月! さあ、私と勝負しなさい!」

「お、お前は、峰長甘子!! 砂糖キチガイのお前が何故ここに!?」

「そりゃ同じクラスだからよ」


 峰長が真面目に答える。全くもってその通りだ。

 奴の名は峰長甘子。自他共に認める砂糖大好き女だ。どれくらい好きかというと、お菓子づくりが趣味のシナビのケーキなんかを砂糖まみれにして食っちまうくらいやばい奴だ。その徹底した砂糖主義は、よく周りから『あいつ、砂糖キメてやがるっ!』と言われるほど根が深い。そんな訳で、峰長甘子はクラスカースト底辺であり、そして学園でも有名な危険人物とした周囲に認識されているのだ。


「バトルよ如月っ! 貴方の得た能力を使って、この私と勝負をしなさい!」

「面白え! ちょうど、この力を試す相手が欲しかったところだ。勝負だ峰長っ!」

「気をつけろ太陽くん。甘子ちゃんの能力は、これまで幾人もの人達を屍にしてきた。油断してると痛い目に合うよ」

「上等っ!!」


 俺は身構え、峰長と対峙する。力を手に入れてから初めてのバトル。期待で胸がはち切れそうだぜ!


「行くぞっ!」

「覚悟しなさい!」


 *****


 1分後。

 俺は、ミイラになっていた。

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