表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
43/50

第43話「罠」

 あれから10分。峰長との戦いは熾烈を極めていた。俺は、今日のために手に入れた能力を惜しげも無く使っているのだが、峰長はたった1つの能力で互角の戦いをしている。

 この女、前に戦った時と比べて強くなっている気がする。そうでなければ、あれから能力を増やした俺と対等に戦えるはずがない!


「や、やるじゃねえか! まさか、この間は実力を隠していたのか?」

「特には…………いえっ! 当然よ!! 私が貴方如きに本気を出すはずがないじゃない!!」


 クッソー! その可能性は考えていなかったなぁ〜!

 そういえば、峰長は俺と戦う直前に弱点である水を被っていた。だとすれば、あの時は弱体化していたのかもしれないな。


「だったらもう一度、水を喰らってもらうだけだ! 喰らえ、水鉄砲!!」


 俺は懐から小型の水鉄砲を取り出し、峰長に放った。

 峰長はそれを華麗に避ける。


「こんなもの……」

「バーカ! それはブラフだ!!」


 俺がそう言うと、ポケットに仕込んでいた切り札を発動する。

 瞬間、1階駐車場で雨が降り注ぐ。


「きゃっ! ナニ!?」


 峰長は大慌てのようだ。しかしそれも当然、これは奴の弱点である水だからな。

 この雨の正体は、スプリンクラーの消化機能によるもの。こんな事も在ろうかとあらかじめ、スプリンクラーに仕掛けを施しておいたのだ!

 タイミングを見て、ポケットのスイッチで発動させる。それだけで、奴に致命的ダメージを与えられる!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ