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第36話「日陰の王」

 学園を離れ、俺は駅前のハンバーガーショップに足を踏み入れた。店内を見渡すと、見知った顔が2つ。イチローとトモの姿があった。


「来たぞ」

「来たか。今回のターゲットは彼奴だ」


 トモが窓際の席に座る学ランの生徒を顎で指し示す。


「名前は本田稜、M高校に通う生徒だ」

「つまんねえ顔立ちだな。特徴無いのが特徴っていうか。しかし、M高校か……。あそこは、はみ出し者が多いって噂の場所だぞ」

「そうだ。奴は、校内でたむろする不良をぶちのめした事があるらしい。それも何度も。噂では、本田は華奢な体躯にも関わらず、人間離れした恐ろしい怪力で不良共を一掃したそうだ」

「なるほど、能力者の臭いがするな」


 おそらく、肉体の力を上げる系の能力者だろう。だとすれば、戦闘時には大きく貢献してくれるはずだ。


「で、どうする? 取り敢えず、その本田を人目につかない場所に誘導する必要があるが……」

「任せろ。現在進行形で計画は進んでいる。準備が出来次第、奴を狩る」

「まあ、作戦立案したのは俺やけどな」


 流石は愛すべき馬鹿共。普段使えないがこういう時には役に立ってくれるぜ。

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