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第34話「情報戦」

「他の能力者ですか?」


 放課後、俺は美山に会いに1年生の教室に来ていた。


「ああ。能力者は、敗北した相手に自分の能力を奪われる。だとすれば、俺が他の奴と戦って、その能力をもぎ取れば戦力アップになる訳だ」


 先日の戦いで、俺と峰長の実力はほぼ互角だった。となれば、より強い能力をたくさん手にしている方が勝つのが道理だ。


「そういう訳で、峰長と戦う前に他の能力者と戦おうと思う。それも美山のゴミ能力みたいのじゃなくて、実戦で使える強い能力の持ち主とな」

「当てはあるんですか?」

「シナビから能力者数人の情報を得た」

「なるほど」

「ただ、問題なのがそのほとんどが使えない能力者だった事だな。あの野郎、質問する度に話をはぐらかして、本命の情報をなかなか渡さなかったんだ。ムカついたから、彼奴がいない隙を狙って、机にカッターで落書きしてやったぜ!」

「大森先輩、泣いちゃうんじゃないですか?」


 野郎の涙なんぞどうでも良い。存分に泣きやがれ。


「それで、結局どんな情報を聞いてきたんですか?」

「これだ」


 俺は美山にリストを見せる。シナビから聞き出した、能力者についての情報だ。

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