表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
22/50

第22話「リフレッシュ」

「うう…………上手く歩けない。立っているのもやっとだわ…………」


 峰長甘子は、自身の体重とバランスが上手く取れない状態だった。いきなり大量の水分を吸収した事で、身体が歪んでしまい、強烈な違和感と気持ち悪さが襲ってきたのだ。彼女が受けたダメージは、肉体だけではなく、精神的にも少なからずの負荷がかかっていた。

 仕方なく、彼女は近くのベンチに腰掛け、回復を待つことにした。また人間の状態に慣れるためには、幾許かの時間が必要なのであった。


「気持ち悪い……気持ち悪い……。くそぉ、なんでこんなに水が重たいのよ! それに被っただけでドロドロになるし、全くロクな力じゃないわね! やっぱり、能力なんて使い所のない最低な存在よ!」


 峰長甘子は、嘆いた。彼女の人生は能力を得たことで大きく変化した。少なくとも、峰長自身はそう思っていた。

 だからこそ、彼女は如月に能力から手を引くように勧告したのだが、その行いはあまり効果が無かったのだろう。彼は、あまりに能力に固執しすぎていた。実際、彼は能力を一度も使ったことがないし、自分がどんな能力を持っていたのかさえ知らなかったけれど、如月は峰長を倒し、能力を取り返そうと必死だった。

 全ては、刺激的な人生のために。


「……………………それにしても、なかなか気分が治らないわね。ずっと吐き気がすると言うか、身体が重いと言うか。なんかお腹も痛くなってきたし、もしかして保健室に行った方が良いのかしら………………うぅっ!?」


 突如だった。

 峰長は、猛烈な吐き気をこみ上げたその次の瞬間、




「おええええええええええええええええええっっ!!!!」




 強烈な嘔吐を始め、身体の中にあったものを外に出した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ