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繚乱戦記  作者: 出雲屋蹈鞴(いずもやたたら)
章間
4/16

誰かの記憶

 山の緑が赤く染まる。清浄なる大気は焦げ臭くなる。焼け付くような熱が己の心そのものさえ焼くような錯覚――肌に熱が籠る。鼻がすすけ、(むせ)てしまう。

 燃える燃える――全てが燃える。

 昨日まで住んでいた家が、燃える――家族は皆切り殺された。

 これが戦争という異常事態――残された幼子は一人涙を堪える。(わらわ)一人、殺す価値無しと残された――

 ――これは誰かの記憶――もう(おり)と消えた悲劇の断片。

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