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※本編のネタバレを含んでいるのでご注意ください。




工藤くどう 亮治りょうじ


本作の主人公。トゥエルブ商業科の二年生で17歳。

将来の夢は「億万長者」と非常に金にがめつくケチくさい金の亡者。

遅刻常習犯で学校の成績は下の上レベルだがよく悪知恵が働き機転も利く。

また、金が絡むと常人離れしたやる気や運動能力、集中力を発揮する。

家は小さな喫茶店を経営しており、本人とは似ても似つかない温和な性格の父と二人暮らし。

好みのタイプはスタイルの良い年上の女性。好物は「味噌汁」




●ユティー・リティー


亮治の依頼で召喚されてきたユニット“マルス・プミラ”の一人。12歳。

黒髪のおさげと褐色の肌、サロペットスカートが特徴。

歳の割に非常に落ち着いた性格をしており、ユニットの中の頭脳担当。

亮治の参謀役を務めるが慇懃無礼な部分もあり、時には亮治をからかい楽しんでいる。

管理と計算が趣味で、亮治の金使いから食事、睡眠時間など生活態度にも口出しし管理しようとしている。

印象強い透き通るような褐色の肌をしているが、それは彼女がテムシス種とILS種のハーフである証。

母親は十二年前のILS侵攻時にILS種に襲われ彼女を孕み、出産後、幼い彼女を残し病死した。

出生や血筋の関係からか暗所恐怖症で、暗闇に放り込まれると怖くて何もできなくなる。

テムシス種のため”ヒーリング”という治癒医術も使えるが、力を使うとILS種の血が活性化し、褐色の肌が黒色に、目が朱色に、耳がウサギの耳になる。

本人はその真っ黒けのウサギのような、人と離れた姿が嫌いなためあまり力を使おうとはしない。


名前の由来は「ユーティリティー(役に立つもの)」




●ルート・トランスミッション


亮治の依頼で召喚されてきたユニット“マルス・プミラ”の一人。12歳。

長い栗色の髪と男っぽい服装のわりに性的なふとももが特徴的。

口が非常に悪く亮治のことを名前で呼ばず「オマエ」呼ばわりする。

良くも悪くも子供っぽい小生意気な性格をしている少女でユニットの中の運搬担当。

シード・ライヴに失われつつある“リンク”の力に目覚めた希少なターネット種。

生家、トランスミッション家はリンクを使える人間を少しでも増やすため大量の婚約者をまだ幼いルートにあてがった。

才能ある血筋を残すためと好きでもない金持ちや有力者に迫られるも、事が運ぶ前に「子を生む機械」になるのが怖くて家出。

逃亡生活中にメモリアルと出会い、拾われる。

男物の服装は家出の時にやった男装の名残。ルートがファミリーネームを名乗らないのはこのせい。

こういった経緯からメモリアルを実の親のように慕い、年上の男が苦手になった。


名前の由来は「ルータ(中継通信機器)」と「トランスミッション(転送)」




●カトレイヤ・リア・シュヴァイツフェルド


亮治の依頼で召喚されてきたユニット“マルス・プミラ”の一人。12歳。通称レイヤ。

長い金髪と目深にかぶったつば付きのスキーキャップが特徴的。

ユニットの中では一番幼く、歳相応な言動と性格をしている。ユニットの技術担当。

子供ながら「つくる」ことにズバ抜けており、形ある物理的なものからコンピュータのネットワーク、セキュリティ構築、他人になりきる変装など形のないものを作ることも得意。ただし料理は出来ない。

家はメディアン種の名家で年の離れた姉が二人いる。

生まれの関係で何でも完璧にこなすよう厳しく躾けられたためプレッシャーに弱く、精神的に脆い。ちょっとした失敗ですぐ凹む。

一人称は「ボク」だがユティー達や亮治など気心のしれた相手以外にはよく「わたし」と言い直す。

これは姉二人が可愛いからとレイヤをボクっ子として育て上げたことが原因で、レイヤは年をとってから女の子が僕ってのはおかしいと気づいた。

年の割には胸が大きい。


名前の由来は「レイヤー(画像処理ソフトなどのレイヤー機能)」と「コスプレイヤー」




●アーミラ・カスペルスキー


亮治の依頼で召喚されてきたユニット“マルス・プミラ”の一人。12歳。通称ミラ。

SSのような黒色のスーツとセミロングの赤黒髪が特徴的。ユニットの護衛担当。

性格は穏やかな慈愛に満ちている。亮治とルートの口喧嘩をよく仲裁するなどみんなのまとめ役。

キュリティ種のため闘いの天才で、メンタル面でも非常に強く安定している少女。

毒や痛みを一度受け止めると体がそれに対しての抗体を作り出す特殊体質で、

基本的に彼女に同じ攻撃は通用しない。

見た目は十二歳の腕、十二歳のお腹をしているのだが、

彼女が全力で殴れば大の大人でも吹っ飛び、腹を金属バットで殴られてもダメージ無しというほど体が丈夫。

亮治のことを「亮治くん」と唯一くん付けで呼び、本人は亮治のお姉さんポジションだと思っている。

幼い頃、近所に住んでいたメディアン種の青年を実の兄のように慕っていたが、

ILS襲来時に彼女の目の前で殺されてしまう。

その際、キュリティ種なのに何もできなかった自分を激しく悔いている。


名前の由来はアンチウイルスソフトの「Avira」とコンピュータセキュリティ会社の「Kaspersky」




犬塚いぬづか 英理子えりこ


トゥエルブ第二学年において総合成績トップを誇る才女。科は電脳科。亮治と同じく17歳。

向上心と自己顕示欲の塊で負けず嫌い。一度負けた相手には必ず勝つまでリベンジし続ける性格。

ダークグリーンが混ざった癖のある長い黒髪と、クラスの女子全員に嫉妬されるレベルで大きい胸が特徴的。

過去に一度テストの成績で橘拓郎に敗北して以来、橘を付け狙うも再戦をことごとく断られたため橘を非常に敵視している。

付き人兼家庭教師の荻原イヅルには淡い恋心を秘めているも、荻原は彼女を潜入先企業の社長令嬢程度にしか見ていない。

その証拠に数年一緒だったにも関わらず、荻原は犬塚の偽物を偽物と見抜けなかった。

後にその話を亮治やレイヤを通じて聞いた犬塚は、一人隠れて涙を流す。




たちばな 拓郎たくろう


亮治の親友であり悪友でありクラスメイト。生徒会所属。

二年の今は商業科だが、一年生の頃はトゥエルブの電脳科だった。

電脳科時代にたまたまテストの総合成績で犬塚に勝ってしまい、以降リベンジのためつけ狙われる。

犬塚と互角以上のコンピュータ関連の知識と技術を持つうえ、大した努力をせずともなんでも出来てしまう器用な性質。

それゆえ何かに熱中したことがなく、執着の薄い無関心な人間になっていたため、自分とは正反対な犬塚に惹かれ、恋心を抱く。

犬塚からのリベンジを受けない理由も受けて負ければ彼女が自分への興味を失ってしまうから。




●メモリアル・タイムメイク


シード・ライヴに存在する人材派遣会社CPUの最高責任者。

腰まで届く長い銀髪と着崩した漆黒のフォーマルスーツが特徴的な老婆。60~70歳くらい。

その立場に似合わぬくだけた性格とぶっきらぼうな口調をしており、自分が見定めた取引先相手の前にちょくちょく顔を見せるマメさも見せる。

名前の由来は「メモリ(主記憶装置)」




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