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#帰ってきて#

作者: 奏摩鈴華

「好きだよ。桜・・」


「あたしもだよっ」


幸せだったハズの私達は、神に見捨てられた。あたしがイイコにしてれば、彼を失わなかった??


   ◇◆◇◆◇◆◇

拓也が免許をとってから、3度目のドライブ。そう、この日は海に行ったね。海なんかに向かわなければ良かった。そうだ行ってない。行けなかった。あの男のせいで。


「海楽しみー」


「冬なのに?」


「拓也と初めて行くから」


拓也はクスッと笑った。前を向くと、すぐ車があった。私達はちゃんとまっすぐ走ってたよ?あの男とは、ひき逃げ犯で逃げてる途中で私達とぶつかったという。


夢をみた。真っ暗で、何も見えない。拓也がじゃあねと手をふりどこかへ行ってしまう。という夢をみた。


ピポーピポーという救急車のサイレン


大丈夫?っていう誰かの声


手いっぱいの血

ただ思い出せないのは、


彼の笑顔。

あたしはかすり傷ですんだ。でも拓也は、意識不明の重体だった。なぜなら拓也はあたしをかばったから。確か、拓也は

「お前を一生守りぬく」

って約束してくれたよね。嬉しかった。でも、守ってほしくない。だって、拓也が一人で二人分の傷をおうんだよ?そんなのあたしだったら、耐えられない。


拓也は目を覚まさなかった。呼びかけても、泣いてもいつもみたいに

「冗談だって」

っていってくれない。返事さえしてくれない。


名前は二宮拓也、血液型はB。歳は21。誕生日は・・・・・・・

こんなに覚えてるのに、キミは笑わない。思い出せないのは、彼の笑顔。


ねぇダイスキだよ。

ねぇ笑ってよ。

ねぇ


またあいたい。


息抜きって感じで書きました。

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― 新着の感想 ―
[一言] 恋愛小説、読後にはどうしても切なくなってしまいます。
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