四話 学年レース
丸と話ながら学園にたどり着いた俺達はそのまま教室に入る。皆の顔がこちらを見ているのが分かりさっき聞いた丸の話を聞いてあの顔が不思議な人あるいは変な人を見る目何だろうなーと思いながら自分の席に着く。丸の席は少し離れた場所でありそっちに向かって行った当たりで俺は丸がこの学園にきた理由や夢をまだ来てないことを思い出した。休み時間じゃあ聞くには短いし昼休みに聞いてみよう。そんなことを考えていたら教室に刹那先生が入ってきて学園の一日が始まった。
授業内容は一般的な高校生のものでありながら歴史などの授業はこの世界特有のものであり元の世界とは異なることが多い。とくに幻魔についてが特徴的でその脅威などが凄い昔からあったことが明らかであることが分かった。そして今は刹那先生の授業の時間である。
「損じゃお前ら俺の授業を始めるぞ。俺が担当するのは自由実習だ」
「じ、実習ですか?」
「そうだ、俺はこの学園の全ての授業ができるから俺の授業は自由に選べるってことだだから日によってやることが全然違うってことだ」
一人でこの学園の教科が出来るって言っていることが凄すぎるのだけどと思っているのは俺だけじゃあないらしく聞いた生徒も戸惑っているし聞いていた生徒も戸惑っている。
「そうだな・・・今回はこの学園についてと午後の実践訓練について話していくか」
そう言って話はこの学園について語る。
「まあ、ここに通ってんだから知っての通り総合学園なんて名乗っている通り小中高大と学校が存在しているがそうなった理由は幻魔の襲撃のせいでまとめた方が守りやすいって理由だな」
幻魔は神出鬼没でありいきなり出現するため子供達を守る為に学べる施設はなるべくまとめるようになった事を教えてくれた。その結果色んな学科が生まれたとのことだ。
「ちなみに授業の内容は各自で変えることも出来るから帰る際は担当の先生に相談するんだぞ。まあ、幻魔という脅威に対しての防衛のしやすさを踏まえての街一つ学園にしたってことだ。ここだと幻魔やテロリストがいきなり現れてもすぐに対応できるようになっている」
そんな話と共に見やすいように映像で教えてくれる刹那先生だった。どんどん話は進んでいった。重要な施設やよく学生が集ます店など全部見て来たのかと思えるぐらい詳しく語り話は俺がこの学園に来た理由の一つになったことを話し始めた。
「次に話すのは学年レースについて話そうか」
学年レースとは各学年ごとに存在する個人の成績をランキング順にしたものだ。元々が幻魔に対抗できる存在を育成する場所だったが今では対テロの為に対人戦闘も行われている。
「もちろん、対人戦だけじゃなく学業の成績などでも評価されるから順位が高いからって相手が強いわけじゃないぞー」
俺の目的の一つがこの学年レースで一位を取る事でありひとまずのこれを目指すためにここに通うことを決めたと言ってもいい。自身はないけど
「ああ、それと学年ごとに順位は出るけどクラスごとならここはもうできてるぞ」
という声と共に映像が出るとずらりとクラスの順位が発表された。
「クラスの成績は担任が評価するからな取り合えず暫定の一位は東雲お前だ」
そう言って俺の方を見てくる刹那先生の言葉と一緒に画面を見ると確かに俺が一位になっている。内心で驚いているとそこに声を上げた存在が現れた。
「ちょっと待ってください!」
声を上げたのは天王寺だった。席が後ろの方で俺は前だから顔は見えないが声に苛立ちがこもっているのは分かる。
「どうした天王寺」
「どうもこうもこの評価は少し語弊があるのではないでしょうか。確かに彼は僕を倒しましたがそれだけで一位はどうかと思います」
天王寺の言葉を聞いて刹那先生は答える。ちなみに天王寺の順位は5位である。その評価が気食わないのだろう。そんな天王寺に刹那先生は淡々と答えた。
「あくまで暫定って言っただろ。ここから各自上を目指せばいい。・・・それにしても」
言葉を続けようとしてクラス全体を見る刹那先生は少し笑った後に言葉を発した。
「お前らの中にはすでに築いていると思うけどこのクラスはいろいろ偏ったクラス分けをされている。その中でここは色んな意味で才能があるクラスだ」
刹那先生の話ではこのクラスには五代家と呼ばれる華族の中で四人も生徒が所属しているクラスだそうだ。天王寺の他にもあと三人いると言う事なのだろう。
「最初は各クラスに割り振って競い合わせるつもりだったらしいが俺がこの学園に教師として入ることが決まって状況が変わっていっそ才能ある奴らを集めて競わせるのがいいんじゃねとなったんだ」
最初は各クラスに振り分けようとしたのを刹那先生が来たからやめたってことか。この人はどんな人なんだ?そんな疑問が生まれ考えていたら一人の生徒が声を出した。
「先生のお話では私達を一つのクラスに集めて競わせると言いましたが何のためにそんなことをしたのですか」
質問したのは紫髪の女性であり立ち振る舞いから気品がありそうな人だ。なんとなく立ち振る舞いから華族の一人じゃないかなと直感で思った。
「それはな色んな意味ってところが大きい理由だ。この中には試験に合格してこのクラスには言った奴や才能を認められては言った奴、才能を見入られて入れられた奴、俺が個人的に入れた奴がいるんだ。要は扱いづらい奴らが多いから俺に面倒を学園側が押し付けて来たってわけだ」
学園側が色んな意味で曲者揃いのこのクラスを一人の教師に一任させるって本当に何者なんだこの人
「・・・さすが破壊者とまで言われるお方ですね」
「俺の事知ってたのか三千院」
「ええ・・・現状で世界最強と言われているお方ですもの。噂ぐらい聞きます」
俺からしたら興味深い内容が飛び出してきた。現世界最強と呼ばれる刹那先生とはいったい何者なのだろうか。そんな疑問を持ちながらも刹那先生は学園の施設や街にある便利な店などを踏まえながら最後に午後の授業について語りこの時間は終わった。




