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レース  作者: Kamia
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二話 模擬戦

 刹那先生の第一声に困惑しながらも一人一人の自己紹介が行われてそこで終わりこのまま学生どうして親睦を深めていく・・・何て流れを考えていたのだが連れてこられたのは戦闘訓練を行う施設に連れてこられていた。


 「あ、あの~質問があります」


 同じクラスの生徒の一人が刹那先生に手追上げて質問したいのだろうがさっきの事で結構動揺しているのか恐れながら声を出している。


 「なんだ?質問があるならちゃんと声を出して話せ。言いにくい事なら後で時間を取るぞ」

 「あ、いえここで大丈夫です。なんでいきなり訓練施設に連れてこられたのかなと思いまして」


 皆が気になっていることを勇気を出して聞いてくれた。そのことに刹那先生は答えた。


 「魔武総合学園は幻魔との戦闘を想定しそれに対抗する生徒を育てるのが第一であるのは知っているな。まあ、最初はそういう目的で作られた学園ではあったのだが大きくなっていく過程で多くの学科も設立された経緯があるがそのことはおいおい話すとして今回やるのはクラス内での格付けだ」


 各クラス内で戦闘できる生徒での格付けを行い強さを競い合うという話を先生はする。競う事にも利はあるらしくクラス内での上位や学年別の上位でも色んな恩恵が受けられるとの事だ。


 「もちろん、戦闘に向いていない者でも成績だったり貢献などで恩恵を受けられるから気張っていけ。と言う事で格付けを始めるが出る奴はいるか」


 そんなことを言う刹那先生の言葉に周りのクラスメイト達は困惑し仲がいい人達で話し合いをしている人もいる。


 「俺、やってみたいです」


 刹那先生の言葉に手を上げる俺は、そのまま前に出る。


 「東雲守参加っと他はいないか。いないならこの子がこのクラスの一位になるが他にはいないか」


 そんな刹那先生の言葉に何人か考えた後に前に出てくるクラスメイト達。それを見てある程度たっても前に出てくる生徒がいないことを確認した刹那先生が前に出て来た生徒達で組み分けをする。


 「損じゃあここにいるメンバーで組み分けするぞ。そうだな・・・取り合えず、東雲の相手は・・・」

 「それなら僕が彼の相手をしましょう」


 そう言って出て来たのは身なりがいい生徒だった。イケメンと言えばいいだろう。金髪の髪の生徒が前に出て来た。名前は確か


 「・・・それじゃあ天王寺、訓練場に上がれ」


 天王寺岳(てんのうじがく)と名乗っていたそのクラスメイトと共に俺は訓練場の中に入って行くがクラスメイトから何やらひそひそと何かを話している。そんな中一緒に訓練場に向かっていた天王寺が周りに聞こえない声で俺に声をかける。


 「悪いがお前には踏み台になってもらう。精々僕の引き立て役になってくれ」

 「・・・・」


 そんなことを言った彼は後ろにいるクラスメイトには漫勉の笑みを向けていた。俺を見る目はすごく欲にまみれた顔をしていた。なんだこいつ?


 取り合えず、訓練場に上がった俺と天王寺はお互いに距離をとったあとに訓練場内に刹那先生の声が聞こえる。


 『こっちで訓練場の設定をしてある。ある程度のダメージを与えると勝敗が決まるようになっている。この中でのダメージはすぐに回復するから思う存分やっていいぞ』


 そんな説明を受けて取り合えず安全装置があるのが分かったので全力を出せることに安堵しながら体をほぐしていく。


 「君も災難だね。最初の相手がこの僕なんて」

 「どういう意味だ?」


 いきなり声をかけられた俺は天王寺が言っている意味が分からずに聞いてみる。


 「僕の名前は知っているだろ」

 「天王寺岳だろ」

 「そうだ、あの天王寺だ」

 「・・・?だから天王寺だろ」


 な、何なんだ?名前間違えたわけではないと思うのだが自分の名前を自信満々に言っている天王寺は俺の反応を見て思っている反応と違ったのだろう相手側から質問してきた。


 「君本当に知らないんだな僕のこと」

 「すまない。田舎から出て来た身でな。天王寺の苗字に覚えはないな」


 それ聞いた相手は明らかにこちらを見下し始めた。何も言っていないが顔が物語っている。呆れているのかもしれないな。


 『そろそろ始めるぞ』


 刹那先生の言葉と共に俺は構えを取る。武術を前の生で習っていたのでこちらでもそれを元にして修行をしてきたが果たしてこの世界では通用するのか否か。


 「(さて、どう攻めるべきか)」


 相手は剣が得物であるらしくこちらを下に見ているのかろくに構えも警戒もしていない。油断しているならここは一気に攻めてみるか。大雑把な戦い方を決めて後は相手の出方に合わせて臨機応変に対応する。


 「・・・ふぅー」


 息を吐き集中する。そして開始の合図のブザーが鳴る。


 「僕の魔法を見て学園のレベルを知るが・・・ぐぁ!?」


 鳴ったと同時に一気に詰めて顔面に向かって思いっ切り拳を叩き込む。相手側は何故が開始の合図をしてから喋りだしたため俺の攻撃をもろに喰らってそのまま吹っ飛び倒れてしまった。


 「・・・・・・え?」


 顔面にクリティカルヒットしたことに自分自身も困惑してしまい変な声が出てしまった。まさか一発で相手が倒れてしまったのだ。


 ビー!!というサイレンが戦闘終了の合図が鳴ったから取り合えず気絶してしまった。天王寺を抱えて訓練場を出ることになった。

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