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ソセゴンボール

ソセゴンボール改

ブーベーとの戦いから5日が過ぎ、地球は平和な日々を送っていた。


シロ

「ああ~、どこかいい女いね~かな~」


「ビルさんなんかどうですか?噂じゃビルさんシロさんのことが好きらしいですよ」


シロ

「冗談は生時の顔だけにしてくれ、相手は悪魔だぞ!」


といいながら二人で散歩をしていた時、「たすけて~」という声が聞こえた。


二人は慌てて声の聞こえるほうへ向かった。


そこではおさげの女の子が3人のチンピラに絡まれていた。


「おねがい。やめて」


チンピラA

「へへ、かわいいね~。な~にちょっと4人で仲良く絡み合うだけだから、気持ちいいよ~」


シロ

「スンマセン!俺も混ぜてください」


チンピラB

「なんだ?てめ~?」


チンピラたちがシロに襲い掛かるが一瞬のうちにチンピラたちを退治した。


シロ

「大丈夫か?」



「はい、ありがとうございます。あっ、私、早乙女ランチといいます。ランちゃんと呼んでください」


シロ

「は、はあ~」


ランチ

「それにしてもお兄さん強いんですね。ランちゃん惚れちゃうかも」


シロ

「(何だ~この女は……)」


ランチ

「私のお父様も……へ、ヘクシュン……」


と彼女がくしゃみをした。

すると彼女の体が女から男に……


ランチ

「けっ、あんなやつら男のときだったら、俺でも瞬殺できるぜ」


男になったとたん、性格までも変わってしまった。


シロ

「お前一体、何者?」


ランチ

「ああ?早乙女ランチだ!」


シロ

「いや、名前はさっき聞いたから」


ランチ

「俺は女だったんだが、親父に変な魔法でくしゃみをすると男になる体にされたんだ」


シロ

「な、何でまた」


ランチ

「それは……へくしょん!」


とまた、くしゃみをした。

するとさっきの女の姿に変身した。


ランチ

「それは、うちの家系が代々無差別天神流という格闘技を継承していて、でもランちゃん格闘なんて嫌ですといったら、お父様が魔法でくしゃみをすると男になったり女になったりする体にしたんです。もうプンプンて感じです」


「直す方法は分かりませんか?」


ランチ

「知っていたらとっくに治しているわ!このメガネが!」


「な、何で僕の時だけ男のときと同じような態度になるの」


ランチ

「ごめんなさい。メガネをかけている人なんて珍しいから」


「いや、その辺にたくさんいますけど」


そのときだった。

作者の生時が「ああ~今日も夕方からバイトか~サボろうかな~」などと本音を言いながら現れた。


「ああ、生時さん、実はこの子」


生時

「ああ、知っているよ。俺作者だもん。くしゃみすると男になったり女になったりするんだろう。美奈子さんなら何か知っているよ。俺は全部知っているけど、作者だから……それより今日のバイトめんどくせ~」


4人は美奈子のとこに行き、事情を話した。


美奈子

「そういえば私のかつての仲間、キューティー戦士の一人にそんなような術を使う子がいたわ。その子は同じキューティー戦士の子と禁断の愛が芽生えたため、彼女の承諾の元、彼女に術をかけていたわ」


「ではその人なら、治す方法を知っているかも」


美奈子

「確か今は故郷の海王星にいるはず」


「海王星ですか。それならどこで○ドアで行けますね。美奈子さん案内お願いします」


美奈子

「いいわよ。でもその前にこのまま行ったら死んでしまうわ」


そう言って彼女は四次元袋から道具をだした。


美奈子

「テキ○ー灯!」


テキオー○とは、ドラ○もんも持っている道具で浴びれば、高水圧の深海だろうと、宇宙空間だろうと、特別な装備なしでも地上と全く変わりなく活動できる道具だ。


5人はこれを浴びて、ドアをくぐり海王星へと向かった。


海王星……


たどり着いた5人の前に一人の赤ん坊がいた。


シロ

「この子がお前の知り合いか?」


美奈子

「そうよ」


生時

「どうも生時です」


赤ん坊

「バヴー!」


生時

「地球の言葉分かりませんか?」


とその時一人の美女があきれた顔をしながら近づいてきた。


美奈子

「カイちゃん!」


カイ

「美奈子ちゃん!お久しぶりね。ところであの方たちは?」


美奈子

「赤ちゃんと話している人以外は、私のお友達。皆この人が仲間の海王さんよ」


生時以外の一同

「あっ、どうも」


カイ

「ごきげんよう」


その頃生時は……


生時

「バブーじゃ分からないんですけど」


「生時さん、いつまで赤ん坊と遊んでいるんですか?」


生時

「え?この子が美奈子さんの知り合いじゃないの?」



シロ

「おめ~、何でも知っているんじゃなかったのか。作者なんだろう」


生時の顔がテレて赤くなった。

あまりの恥ずかしさに服で顔を隠した。

穴があったら入りたいとはまさにこのことだ。

彼は頭をかきながら「いや~バイトのこととか考えていたら」などと言ってごまかした。

そんな彼の顔を太陽の光が照らしつける。

だが、そんなドジなところが美奈子は好きなのだ。

未だ二人の関係は恋人とは言えないが、二人は確かに愛し合っている。

彼らの愛は二人を照らす太陽よりも熱い……


「長いわ~!アンタのことなんかどうでもいいんだよ!大体太陽から海王星までどれだけ離れていると思っているんだ!冥王星が外れてから、太陽との距離が一番遠い惑星なんですよ!」


美奈子

「そんなことより私は愛していませんから、読者に誤解されたらどうするんです。書くならこう書きなさい」

生時の顔が叩かれて赤くなった。

叩かれすぎて服まで血だらけだった。

穴があったら生き埋めにしたいとはこのことだ。

彼は頭をかきながら「いや~いやらしいこととか考えていたら」などと本音を言った。

そんな彼の顔をまた叩きつける。

彼を叩くのが皆は好きなのだ。

未だ変人とは言えないが、確実に超ど変人に覚醒する日も近い。

生時の親父ギャグは海王星より寒かった。ついでに懐も……


美奈子

「これでよし」


生時

「ひ、ひどい……」


カイ

「今ので大体のことは分かりました。ようはその子を戻す方法を知りたいのね」


「今ので、どうして分かるんですか!生時さんの悪口しか書いていないのに」


カイ

「ただし、条件があります」


シロ

「条件?」


カイ

「はい、シャレで私を笑わせれたら教えてもよくてよ」


「じゃ、じゃあ、僕からみたらし団子を見たらしい」


カイ

「……」


シロ

「馬鹿、そんなんじゃダメに決まっているだろうが!ここは俺に任せろ。トイレにいっといれ」


カイ

「……」


「シロさんもダメじゃないですか」


生時

「ごみはゴミ箱に」


といった瞬間、海王がクスッと笑った。


「わ、笑いました。でもあれシャレなんですか?」



カイ

「だって、ごみのような人が、ごみはゴミ箱になんておっしゃるから」


生時

「ごみのような人なの僕……」


「ところでこの赤ちゃんは、海王さんのお子さんですか?」


カイ

「それはペットバブルちゃんよ」


「ペット!で、でもこの子人間ですよ」


カイ

「冗談ですよ。その子は私と天王との間に生まれた子よ」


美奈子

「あっ、テンちゃんは元気なの?」


カイ

「あの人は、私を置いて天に羽ばたいてしまったわ」


美奈子

「そ、そんな……」


カイ

「それよりその子を治すには、かけた相手を殺すしかありません」


ランチ

「そ、そんな……お父様を殺すなんてランちゃんには……へくしょん!……なんだ。そんな簡単な方法で治るのか。よしお前ら、案内するから行くぞ!」


ランチ、生時、美奈子、シロ、栗八はどこで○ドアでランチの父のいる場所へ向かった。


地球、早乙女家……


ランチ

「オヤジ!あれ?どこに行きやがった?」


ランチは家に入り親父、名はイッキニューを探した。

イッキニューはかつてペリーザに戦いを挑み敗北し彼の家来となっていたが、ペリーザが死んだため再び地球に戻ってきたのだ。

だが、家の中にはオヤジの姿はなかった……


「どこか出かけたみたいですね」


そのときだった。

シロ夜叉が殺気を感じた。

上を見ると拳銃を持った男が……

そうこの男こそイッキニューだ。

彼は屋根から飛び、地面に着地した。


イッキ

「俺の殺気に気づいたのが、そこの銀髪野郎だったとは……情けないぞランチ!銀髪がいなければお前は死んでいたぞ!」


ランチ

「へっ!死ぬのはてめ~だ!や、やばい……へ、へくしょん!」

ランチは女姿に戻った。


イッキ

「なんとも情けない姿だ」


「ランチさんは普通の女の子の生活がしたいんですよ」


イッキ

「メガネは黙っていろ!」


「……」


シロ

「おい、オッサン!死にたくなければ素直にこいつを元に戻してやれ!じゃないと殺すぞ!」


イッキ

「笑止……この俺を殺すだと~」


シロ

「お前、ペリーザに負けて部下になっていたらしいが、俺はそのペリーザを殺したんだぜ」


イッキ

「(俺の殺気に気づいたし、噂では銀髪に殺されたと聞いた)どうやらその話は本当らしいな~だが、俺の戦闘力はあの時より上がっているんだ」


シロ

「フ~ン、そうですか」


イッキ

「死ぬ前にいいものを見せてやろう!」


シロ

「いいもの?」


ランチ

「ま、まさかあの技を……やめてお父様」


イッキ

「喰らえ!早乙女玄馬拳!」


彼がこぶしを繰り出すと、シロの目の前に裸の女性たちが現れた。


シロ

「な、なんだ?確かにいいものだが……」


「シロさん、どうしたのですか?」


ランチ

「シロさんは今、いやらしい幻覚を見ているのです」


「幻覚?」


ランチ

「お父様がこぶしを繰り出した時に、シロさんは術にはまり、いやらしい幻覚を見せられているのです」


生時

「何!俺も見たいぞ!」


ランチ

「そして幻覚で惑わせ、その隙に攻撃するという無差別天神流の奥義です」


シロはイッキニューにサンドバックのようにただ殴られるだけだった。

そして、鋭い一撃が顔面に直撃し、シロは倒れた。


「シロさん!」


イッキ

「もうヤツは廃人も同然」


だが、シロは立ち上がった。


イッキ

「な、なに!さ、さすがにペリーザを倒しただけの事はあるな」


シロ

「てめ~の何とか群馬県、もう俺には効かないぜ!」


イッキ

「面白い!今度で決めてやる。早乙女玄馬拳!」


シロはイッキニューがこぶしを繰り出す前に目を閉じた。


イッキ

「馬鹿が!目を閉じたら、俺の攻撃が避けれるか~」


だが、イッキニューの攻撃を全てかわした。


イッキ

「な、なに!」


シロは目を開け、背中から木刀を出し、重い一撃を与えた。


イッキ

「ぐっ……」


シロ

「ほう、今の一撃を喰らっても倒れないとはさすがだ」


イッキ

「と、止めをさせ!じゃないと娘は元に戻らんぞ」


シロは木刀を強く握り、止めをさそうとした。


だがその時ランチが止めに入った。


ランチ

「や、やめてください!」


シロ

「お、おい、そいつを遣らねばお前は」


ランチ

「いいんです。お父様はランちゃんの大切な人。だから」


イッキ

「……」


ランチ

「お父様、ランチ頑張ってあとを継ぎます」


イッキ

「ランチ……フッ、お前には無理だな」


ランチ

「ランチ頑張りますから」


イッキ

「もういんだ。すまなかったな。今元に戻してやるぞ。父の命と引き換えに」


ランチ

「や、やめて!」


イッキ

「さらばだ。ランチ……幸せになれよ」


彼は自分のこぶしで、脳天めがけて殴ろうとした。

だがその時。


シロ

「おめ~、さっきランチに言葉聞いてなかったのか?アンタが大切な人だから、跡を継ぐと。幸せになってもらいたいなら、アンタは今死ぬべきじゃない」


ランチ

「シロさん……」


イッキ

「……そうだな……跡取りも見付ったし、技を教えねばいかんからな。娘と無差別天神流を頼むぞ。銀髪」


シロ

「えっ?ど、どういうことかな。お父さん。まさか、僕が娘さんと結婚して跡を継ぐのとか言うじゃ」


イッキ

「ランチ幸せにしてもらえよ」


ランチ

「はい、シロさんならランちゃん喜んで結婚します」


シロ

「ば、馬鹿、俺は結婚する気はないし、そ、それにアンドロイドだから」


イッキ

「アンドロイドだろうとアンドロメダだろうと、愛には関係ないことだ」


「俺は絶対に嫌だ~」


さてさて、今回のお話はこれで終わりですが、二人はその後どうなったのでしょうかね。

それではまたお会いしましょう。


END


キャスト

生時・・・生時

美奈子・・・如月美奈子

以下省略


原作 生時


脚本 生時


武術指導 修羅生死


音楽 生時


主題歌

「愛の女神〜ヴィーナス〜」

作詞 生時

作曲 生時

 歌 レジェンド


企画 生時


プロデューサー 生時


協力 小説家になろう


監督 生時




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