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とある世界の桃太郎の話  作者: スカル
第1章『日本統一』編
7/13

猿は木から落ちず

読んでくれてありがとうございます

今日9/12日は私が大ファンである声優の中島由貴さんの誕生日です

興味を持った方がいましたら是非調べてみてください

対談の後、吉備弾吉は姿を消した。

それを知っているのは桃山国の上層部のみで、その理由まで知っているのは桃山太郎のみであった。

それは吉備弾吉が、上層部に猿歟国の人間が紛れ込んでいる可能性を考慮したためである。

桃山太郎は理由を知らないものとして隠し通した。

それは結果的に吉と出ることになる。

一方その頃、猿歟国には少しずつ焦りの色が見え始めてきた。

犬駕国と桃山国に挟まれてはいくら強い兵器があろうと勝つことができないからである。

そして猿歟国の王は迷った末に雉嘛国の王に密かに協力を持ちかけることを決めた。

雉嘛国と協力さえできれば桃山国を挟撃することができる。

そして犬駕国はその後でいいと考えたのであった。

このことは上層部の判断により実行に移された。

そしてこの決定事項は、決行よりも早い段階で残りの三国に伝わっていたのである。

そもそも吉備弾吉がなぜ上層部に計画を言わなかったのか。

なぜスパイがいると睨むことができたのか。

それは吉備弾吉もまた、猿歟国にスパイを送っていたからである。

吉備弾吉は極めて鋭い未来予測力を活かし、雉嘛国が沈黙を続ければ猿歟国が協力を持ちかけるとわかっていた。

だからこそ猿歟国の動きを把握し、事前に猿歟国の有力者に協力を持ちかけていたのである。

また吉備弾吉の原因不明の失踪は予想通り猿歟国に伝わっており、それが逆に猿歟国の王を動かすきっかけとなったのだ。

猿歟国の王は吉備弾吉が消えれば桃山太郎は何もできないと思ったのである。

それが猿歟国に裏目に出たのだ。

そして猿歟国が雉嘛国に協力を要請することは雉嘛国にも伝えられ、その話し合いに外交官として参加するのが吉備弾吉なのである。

そう、吉備弾吉は話し合いを思いのままに進めるために雉嘛国に行っていたのである。

これは桃山太郎が雉嘛国と築いた協力関係の賜物であり、猿歟国は自らを不利にし続けるだけなのだ。

そんな中、雉嘛国と猿歟国の話し合いは無事に行われた。

雉嘛国は猿歟国と協力することとなり、桃山国への奇襲の挟撃をすることになる。

勿論それは猿歟国側だけが思っていることで、実際にはその計画は筒抜けなのであった。

だが吉備弾吉の計画の歯車はここで突如として狂ってしまう。

それは話し合いの場で、猿歟国側に吉備の顔を知るものがいたことである。

彼は切れ者でそのことを王に伝えたのは話し合いが終わった後であった。

そう、表向きは猿歟国の王が吉備弾吉の策にはまっているかのように見せたのである。

ここから猿歟国は独立を深め、兵器開発に尽力することとなる。



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