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とある世界の桃太郎の話  作者: スカル
第1章『日本統一』編
5/13

犬猿もただならず

ここまで読んでくださりありがとうございます

よければこれからもお願いします

言い忘れてましたが英語がおかしいところは目をつぶっていただけるとありがたいです

犬駕国の王が撃たれた。

その知らせは各国に衝撃をもたらした。

本来ならば猿歟国の仕業であると誰もが信じて疑わなかったであろう。

しかし、此度の事件は少し違う。

犬駕国の王はその日、桃山国との国境付近にいたのである。

この事実は桃山国の仕業だという世論を形成するのには十分すぎた。

猿歟国はいち早く桃山国へ宣戦布告し、戦う意志を表明した。

それに対し雉嘛国は沈黙、しかしこの沈黙は雉嘛国に疑いの目がむくきっかけとなってしまう。

そして桃山太郎が数日ほど前に雉嘛国を尋ねたことが露見する。

そう、事態は最悪の方向へ向かうのである。

桃山国と雉嘛国が協力し犬駕国の王の命を狙ったという疑惑が人々の中で確信に変わっていった。

犬駕国の王は未だ意識を取り戻していない。

彼が一体誰に撃たれたのか、桃山太郎は考えた。

今回の事件で得をしたのは間違いなく猿歟国なのである。

犬駕国内が混乱状態に陥れば、兵器開発を進めることができる。

そして桃山国と雉嘛国を攻撃する理由が生まれるのだ。

これは絶好の機会を事前に知って行われた猿歟国による計画的犯行だと桃山太郎は結論づけた。

そして共に疑いを晴らそうと雉嘛国の王に訴えかけようとした。

しかし彼は今、今回の件による国民からの支持率の低下に悩まされており迂闊に行動は取れない。

ここで自分と話などしようものならさらに立場が悪くなるに違いないと思った桃山太郎は、結局一人だけで行動に出ることになる。

まずは犬駕国の国民に信じてもらうしかない。

そう考えた桃山太郎は犬駕国に出向くことを決意する。

しかしそれを周りの人間が止めないはずがなかった。

王の命を奪いかけた人間が無事に帰ってこれるはずがない。

そんなことは誰にでもわかっていた。

迷った末に、桃山太郎はある男を協力者として迎え入れた。

その男の名は吉備弾吉。

彼は"鬼のいない未来" "日本統一論"などの著書をもつ作家である。

題名からもわかる通り、彼はプロテスタント的思想を持っており、更に彼の思い描く世界は今桃山太郎が目指す世界と酷似していた。

桃山太郎は彼に日本を統一するための協力を仰いだのである。

ここから桃山太郎は日本統一に向け、具体的な道筋を描いていくことになる。

読んでくださりありがとうございます

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