雉嘛国との盟
PV、いいねありがとうございます。
今日は3話まで出させていただきます
よろしければ読んでください
桃山国がまず同盟を持ちかけようとしたのは雉嘛国である。
犬駕国、猿歟国はどちらかと同盟を結ぶとどちらかを敵に回してしまうと思ったからだ。
結ぶなら二国が互いに敵意を抱かなくならなければいけない。
そして早速、桃山太郎は雉嘛国に使者を送った。
しかし、帰ってきたのは使者の生首であった。
添えられた手紙には「頭を冷やせ、桃山国の愚者よ」と書かれていた。
桃山太郎は深い悲しみに囚われた。
それは雉嘛国に同盟を断られたことでも、使者が殺されたことでもなく、自分の思想が子どものような愚かな考えだと切り捨てられたことにだった。
桃山太郎は話せば分かり合えると信じていたのだ。
鬼に対する怒りは誰にでも根付いていると信じて疑わなかったからだ。
だが実際はどうだろう。
話ができると信じた雉嘛国は耳を傾けることもなくこの仕打ちだ。
だが桃山太郎は武力で制圧すべきではないという考えがあった。
鬼を倒すためにはできるだけ多くの戦力が必要だったからだ。
そして桃山太郎は仲間達の制止を振り切り、自ら雉嘛国を訪ねることを決める。
そんな危険を犯す愚王を見てみたいと思った雉嘛国の王は桃山太郎を王殿に通した。
「私が雉嘛国を治める者だ。貴様が桃山太郎か?」
「その通りだ」
「貴様は本気に同盟を結ぼうとしているのか?」
「あぁ、そうすれば鬼は倒せる」
「はっ笑わせるな」
「なぜそう言える?」
「この数百年の歴史を知らないのか?人間は所詮鬼には勝てないのさ」
「それはどうだろうか」
「いい加減にしろ!」
雉嘛国の王が声を荒げた。
「あのONIGASHIMAは落とせないぞ!」
chord:ONIGASHIMA
O-offensive
N-nutty
I -island
G-gigantic
A-and
S-scary
H-headquarters
I -immoral
M-monsters
A-area
鬼の本拠地がある島だ。
鉄壁の守備で、そこに攻め込んだ軍隊は全て返り討ちにされている。
その島の情報は少なく、作戦を立てるのはかなり難しい。
確かに雉嘛国の王が言う通り、落とせるかどうかはわからない。
だが四国の力を合わせれば可能だと思っているのも事実だ。
「力を合わせれば必ず落とせる!」
「なぜそんなことが言えるのかの聞いている!」
「俺は四国すべての力を強いと知っているからだ!」
「貴様に何がわかる!」
「わかるさ、犬駕国と猿歟国は争いを見ればわかる。あんな凄い戦いはどちらも強いからできるのだ。そして桃山国と雉嘛国はその戦いに加わらない。それは強いからに他ならない。弱いのならばどちらかに手を貸し、もう一方を倒し、そのままずっと服従するだろう。」
「ほう、面白いことを言うな。ならお前はあの犬駕国と猿歟国に同盟を結ばせることができると言うのか?」
「あぁ、近いうちに必ず」
「失敗すれば?」
「その時は桃山国は雉嘛国に服従を誓おう」
「ふっいいだろう! 貴様が犬駕国と猿歟国の同盟を成立させたのなら雉嘛国は同盟を結んでやる。失敗した時は覚えておけよ」
「感謝する、雉嘛国の名君よ」
「あと一つ貴様に言っておくことがある。雉嘛国が一番強い国であると」
「そうか、期待している」
こうして桃山太郎は雉嘛国と盟を結ぶこととなった。
だが雉嘛国は最初から結べる見込みがあった。
問題は後の二国であったのだ。
読んでくださりありがとうございます
書くのが楽しくて3話まで来てしまいました
よろしければ評価などお願いします
次話もお願いします