プロローグ(1)
このページを開いてくださってありがとうございます。
一応ランカーのほうに本腰を入れますが、ちょっと書いてみたいなーと思いこの小説を書きます。
こちらも更新は不定期です。
よかったら読んでください。
これはとある世界の話。
この世界はONIに支配されている。
O-offensive
N-numerous
I -impediment
(以降は鬼と呼ばせてもらう)
人間は勿論鬼と戦った。
凄まじい戦いとなったことは言うまでもない。
だが人間の力は鬼には及ばなかった。
そこから鬼による人間の支配が始まった。
そしてこの世界ではもう何百年もこの体制が続いている。
ほとんど人々はもうこの運命を受け入れていた。
だが先人達の人間としての誇りがそうさせたのだろうか。
人類の希望を絶えさせまいと着々と力をつけていく組織がいた。
その組織の名前はProtestant。
彼らはまだ希望を捨てていなかった。
そして彼らの間ではある伝説が語り継がれている。
「いつの日か神に選ばれた御子が生まれた時、彼はこの支配体制を打ち砕き、人類に希望をもたらす」
彼らはこの希望の子が生まれるのを待ち続けた。
そして今、ある老夫婦が祈りの川に平和を祈りにきた。
祈りの川とはあの大規模な戦いの後出来た川で、いつしか平和をこの川に祈るようになった。
数年が経った頃には祈りの川と言われるようになっていた。
老夫婦は平和を祈る。
どうか人間が死なないように。
どうか鬼の支配が終わるように。
どうか人間が希望を得るように、と。
祈りを終え家に帰ろうとしたところ、赤子の鳴き声が聞こえた。
それは祈りの川にかかる橋の下からだった。
老夫婦は橋の下を見に行った。
するとそこには捨てられた赤子がいた。
老夫婦はその子をどうしようかと考えた。
親はどこにいるのだろうか。
自分達に赤子の世話ができるだろうか。
迷った末に老夫婦はプロテスタントに赤子を預けることにした。
老夫婦は若き頃からプロテスタントに所属していたのだ。
あそこならきっと赤子を立派に育ててくれるだろう、と。
プロテスタントの人々は祈りの川にいた赤子と聞いて御子に違いないと思った。
そして彼らはその子を育てることになった。
人類の、最期の希望として。
その子がのちに桃太郎となる赤子だった。
読んでくださってありがとうございます。
こちらは趣味全開でストーリーが荒れていくと思います。
ギャグ系ではないです。
よければ次話も読んでください。