ハロー ホワッツ ディス
日常の、私にもできる、ささやかな危機管理?ただのお節介おばさんともいえる。黙っているほうが、波風立たないんだけどね。この波風を恐れたばっかりに、大きなことが起こらないようにって、おばさんは、祈っているのです・・・<(_ _)>(*^-^*)登場人物・場所・出来事などはすべて架空です。筆者の考え方が必ずしも正しいとは限りません点にご注意いただけますと助かります<(_ _)>
いつもお付き合いいただき、ありがとうございます<(_ _)>(*^-^*)
空港は出発ゲート近くの待合
赤い小粒の薬のようなものが
毛足の短いカーペットの上に転がってた
はあ
またか
目立ちたがりの?
わたしは
またぞろ
「発言」
のネタを
発見してしまった
「すみません・・・」
受付に座る
わたしより若干年上そうな
やさしそうな女の人に
話しかけ
カーペット上の赤い小粒を指さした
「これは…なんでしょうか?」
ああ、
自分で拾いもせず
なんて嫌味な女なんだと
我ながら思うよ
しかし
時代は
やや
ややこしくなりかけていた
憧れのこの街も
大事件や大事故や
そういうものと
無縁ではいられなくなり始めていた
その、何の変哲もなさげな赤い小粒だって
何の毒物かも
わからないじゃないですか
それでも
いじわるになりすぎないように
気を遣うのは
出る杭打たれる
そういう経験を
さんざっぱら
子供のころから繰り返した
その影響かな
しかし
おとなしく
黙っていたほうがよかった時代が
過ぎ去りつつあることを
残念なことに
感じるのだ
・・・・・
世界中の
事故を
自分が
予防することはできない
ただ
こういう割り切りかたを
とりあえず
見つけた
たとえば
風の強い日に
駅のプラットフォームで
電車を待っているときに
ビニール袋が
飛んできたとしよう
それが
わたしの
鼻先をかすめるようにして
飛んできたときには
多少
追いかけて拾えるところに着地したならば
何歩か小走りしてでも
拾うことにしている
それは
自分の努力の及ぶ範囲の
動きを惜しんだせいで
そのビニール袋が
電線などに引っかかって
いままさに乗ろうとしている路線の
停電でも起きて
不通になったら
後悔するから
でも
自分の関知しない
手の及ばない
どこか別の場所が原因で
停電になって
電車が不通になったら
「やれやれ遅くなるからいやだなあ」
とは思うが
「あのとき自分が○○しとけばよかった。
自分が手間を惜しんだせいだ・・・」
といった
罪悪感とお付き合いする必要がないから
そもそも
気になりませんし
気にすることもできませんよね
その応用で
自分の鼻先をかすめたビニール袋であっても
目には見えても自分の手の及ばない
敷地外に着地したら
多分
気にしない
そういう線引きだ
理屈っぽかったね
・・・・・
本当に
神経質も
おせっかいやきも
自分の良くない性癖だって
思っていたし
今でも
思っているよ
でも
いろいろありすぎた
いろいろ
ないことを
心底願っているが
一人ぐらい
こうるさい
おばさんがいても
まあいっか
変なおばさんが
一人
なんか言ってることで
予防できる
何かが
あるかもしれないから
「ハロー ホワッツ ディス」
おばさんの
役目だと思って
ふふ
ひらきなおって?
問い続けるんだろうな
おばさんの、やや細かいお話に、お付き合いいただき、大変ありがとうございます<(_ _)>(*^-^*)では、またね!
本文中の登場人物・出来事・場所などはすべてフィクションです。筆者の考え方が必ずしも正しいとは限りません点にご注意いただけますと助かります<(_ _)>