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警護員藍野とグループの極秘案件  作者: ななしあおい
16.0_それぞれの願い
80/80

EOF_おかえりなさい

 2つの国に夕日が沈む。

 どこからか漂ってくる夕飯のいい匂いが鼻をくすぐり、二人の男の足をほんの少し速くする。

 カチャリと鍵を差して、男達がドアを開ければ、出迎えに駆け寄る小さな子供。

 一人は女の子、もう一人は男の子だ。


『ミナト!』

爸爸(パパ)!』


 二人は男達にまとわりつく。


『『おかえりなさい!!』』


 元気な子供たちの声が、玄関先にこだまする。

 男達は破顔して、それぞれの子の頭を撫でた。


『『ただいま』』


 二人の男はそれぞれに子供を抱きかかえて、リビングに向かう。


 ――きっと紅谷を連れ戻す。そのために戦う。

 ――もう戻れない。ならば藍野とだって戦う。


 二人はそれぞれの場所に帰って行く。

 お互いの帰る場所を守るため、別々の思いを抱えて。


 案件No.158499 白鳥柊司博士護衛案件 本人死亡によりclose

 案件No.158599 レイ白鳥博士護衛案件 日本支部の監視体制へ完全移行、警護継続中

 案件No.159999 サヴァン化に関する研究結果の回収 影響を鑑み、グループによる情報管理下に入る close

最終回のコソコソ話

EOF

End Of File

ファイルの終わり、物語の終わり。

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