表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者に4人の幼馴染が寝取られ……あれ1人様子が?  作者: 鶴沢仁
第五章 聖騎士と平和で歪んだ日常
72/82

エピローグ

 アレフとのデートから一か月が経ち、いよいよ魔城に攻める日となる。

 メンバーは救世のパーティ四名に加え、王国騎士団の三十名が加わった。


 総勢三十四名に世界の命運が掛かっている。

 本当はこの中に、王都最強である聖騎士ネイトルも居るはずだったのだが。


 何者かに惨殺され、それは叶わなかった。

 王都最強の聖騎士を誰が殺したのか、国王は必死に調べさせたが、何も情報は出ず。噂では魔王軍のスパイが王都にもぐりこみ、戦力である聖騎士を殺したと言われている。


 幸先が不安になった兵士達だったが、救世の英雄であるアレフが「聖女と英雄が必ずや魔王を打倒し、世界に平和を取り戻す!」と宣言したことで、士気は再び高まり何とか事が治まったのだ。


 魔城は王都からそう遠くない場所にある。

 進軍を開始して一週間程度で、既にクリス達は魔城が目視出来る範囲まで来ていた。


「これより私達は魔王の城へと入ります。これが最後の戦いとなるでしょう」


 聖女クリスティーナの言葉に、皆が真剣に耳を傾ける。

 分かっているのだ、この戦いが凄まじく苛烈なものになると。


「……魔王の強さは未知数です。ひょっとすると、ここに居る全員が死んでしまうかもしれません。それでも! 私達がやらなければ、人々に平和は訪れないのです! だから皆さん! 皆さんの力を貸してください!」


 その言葉に「おおおおぉ!!」と、王国騎士団の兵たちは湧き上がる。

 死の覚悟など、ここに居る者はとっくに出来ているのだ。

 だが、聖女であるクリスに言われるとやはり士気の上がり具合が違う。


「此処に居る全員が英雄であり、勇者なのです! 魔王に見せてあげましょう。人間の覚悟と、信念を!! さあ、行きましょう!」


 凛々しい顔をしたクリスが魔城を指し示す。




 高揚感が増し、力が漲る王国騎士団の兵たち。


 クリスの覚悟に胸を打たれるアリア。


 目を見開き、ただクリスだけをじっと見つめているリノ。


 そして、クリスとの愛の未来に向け、闘志を燃やすアレフ。



 三十四名の英雄たちが、魔城の城門前に集結する。







 魔王との、最後の戦いが幕を開けた。

今度こそ、ホントに最終章(しばらく書き溜めます)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ