表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者に4人の幼馴染が寝取られ……あれ1人様子が?  作者: 鶴沢仁
第五章 聖騎士と平和で歪んだ日常
57/82

聖女の想い

短い!

 

 ちくしょう。あのホモ野郎。

 俺様の唇を二度も奪ったばかりか、舌まで入れやがった。うぷっ! しかも、キスしてる最中に、唾液まで流し込みやがって……飲んじまったじゃねぇか。


 いやいやいや! そんな事より、どうするかだろ!

 結婚だと? ふざけんじゃねぇぞ。

 伝説作るついでに子供(ガキ)まで作ってたまるか! そもそもあんな勇者棒入んねぇ。


 なんなん? なんでいきなり、アレフの犬野郎が歯向かってきやがったんだ……?

 ずっと、俺様の言いなりだったじゃねぇか。なんで、いきなり俺様を困らせるんだよ。しかも、伝説達成直前だぞ!! 今の時期こそ、聖女ムーブしまくらなきゃ行けねぇのに、面倒な問題増やしてんじゃねぇよ。


 まず、結婚は絶対しねぇからな。

 論外だ。俺様がヤロウと結婚なんぞ気色悪くて出来るかよ。断固拒否する!

 だが……。あいつ、止まんねぇ感じなんだよなぁ。いきなり全裸になるくらいだからな。頭イカレすぎだろ。


 抑圧された性欲が暴走してんのか……? なんで俺様に向ける?


 アリアいるだろ?


 ……そうだよ、アリアだ! アリアがいるじゃねぇか!! 婚約者ビッチ!!

 今こそ、俺様が生かしておいた大恩を返す時だろ!?


 アレフの野郎は、アレだ。多分、性欲が溜まりすぎてあんなことになってんだろ。だったら、アリアをあてがって発散させてやりゃいい。ナイスだな俺様! あのビッチ姉ならいくらでも使って良いからな。アリアだって本望だろ。アレフをまだ好きっぽいし丁度いいな。


 アレフとそのまま宜しくやってる内に、ガキでも仕込まれれば責任とってアレフもアリアと結婚せざるを得ないはずだ……。クックック、最高の計画だなこりゃ。


 早速、明日にでもアリアとアレフの奴をくっ付ける作戦を実施しなければ! 時間は一か月しかねぇんだ! もし……もし失敗したら、俺様は……。あああああああああ! 失敗は許されねぇ! アリアの股を必ずアレフに開かせてやるッ!


 俺様は、良い奥さんムーブで一生を終わりたくなんかねぇからな!

 魔王を倒した後も、女神のごとく愚民共から崇められなきゃならんのだ。伝説を成し遂げた俺様は更なる高みへと行く!


 不老不死の薬も探さなきゃならねぇんだ、聖女のスキルはまだまだ必要だ。

 そして、永遠になった俺様は超女神的存在となるんだ。


 ……だからな、アレフ。てめぇと夫婦(めおと)になるなんざ。


 ――死んでもお断りだ、クソヤロウ!

作戦の成否は……。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ