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第014話:ある男子生徒の一日

 俺は「山岡慎吾」、高校1年生だ。俺が通う都立松江高等学校1年B組にはアイドルがいる。いや、アイドルと言っても芸能人ではない。ただ、テレビで見るアイドルと比べても遜色ない、いやそれ以上に綺麗なクラスメイトがいるのだ。


「やべぇ。木乃内さん、マジ可愛い……」


 クラス、学年、いや我が校の全男子生徒の憧れが、同じクラスメイトの「木乃内茉莉」だ。彼女がここまで人気になったのは最近だ。以前から可愛いとは言われていたが、どこか影があって近寄り難かった。だが最近は雰囲気が明るくなり、輝くような笑顔を見せている。


「茉莉、変わったよねぇ。やっぱりアレでしょ?」


「彼氏でしょ。でも誰だろ。A組の沢木君とか3年の岡田先輩とかから告白されても、全部断ったって聞いてるけど?」


 女子たちも噂している。そう。雰囲気が変わったのはこの一ヶ月だ。松江高では染髪や化粧は禁止されている。けれどこの一ヶ月、彼女はまるで花が咲くかのように、日々、綺麗になっていった。全く化粧もしていないのに、パッチリとした目と桜色の唇、そして意外に大きな胸。同じ女子でも、彼女だけ別格の存在感を醸し出している。


「茉莉って、そのうち芸能事務所とかから声掛かりそうだよね?」


「そう? でも断ると思うよ。私、そういうの興味ないから」


 昼食時、木乃内さんはクラスメイトの女子数人と机を向かい合わせて、弁当を食べている。彼女は意外にしっかり食べる。ステンレスジャーの弁当箱には、ご飯の他に味噌汁とおかずが運動部の男子並に入っている。だが不思議と違和感がない。それをパクパクと食べている姿は、むしろ愛らしさすら感じる。


「茉莉、結構食べるよね? せっかく可愛いのに、太っちゃうよ?」


「最近、すぐお腹減っちゃうから。成長期だからかな?」


「それもあるだろうけど、やっぱりアレじゃない? 彼氏とイロイロしているから?」


「え? 彼氏?」


「そうよぉ。最近、茉莉の雰囲気が変わったのは彼氏ができたからだって、男どもが歯噛みしてんのよ? 知らなかったの?」


「彼氏? 違うよぉ! あの人は、彼氏じゃないし!」


「あの人?」


「あっ……」


 木乃内さんが赤くなる。クソッ! やっぱり男か! 俺の心がささくれ立つ。いったい、どんな男なんだ! あの天使のような木乃内さんを独占している奴は!





 ふぅ、危ない危ない。アルバイトのことが学校に知られたら、大変だよぉ。なんとか誤魔化したけれど、これからは気をつけないと。それにしても「彼氏」か…… お金に苦労しているお母さんを見ていた時は、そんなこと考えたこともなかった。そしていま、お金の心配が無くなった。けれど彼氏なんて考えられない。いまはダンジョンのことで頭がいっぱいだ。


「木乃内さん、ですよね?」


 学校が終わって自転車で帰ると、家の前にスーツ姿の人が立っていた。見た目は40歳くらい。和さんと同い年くらいの人だろうか? あ、和さんは若そうに見えて40過ぎだった。


「あの? 私になにか?」


「私、アリューズプロダクションの吉木と申します。木乃内さん、アイドルに興味はありませんか?」


「全くありません。お引取りください」


 バカバカしい。芸能プロダクション、アイドルと言えば興味を惹くとでも思っているのだろうか。アイドルなんてなったら、ダンジョンに入れなくなる。そうしたら和さんは、また独りで戦わなきゃいけなくなる。それにエミリちゃんやミューちゃんにも会えなくなる。


「いやぁ、取り付く島も無いね。でもさ、少しでも話を……」


 そう言って、私の肩を掴んだ。瞬間、私はその手首を握り締めた。ミキッという音がする。


「がぁぁっ?」


「見知らぬ人からいきなり肩を掴まれたら、抵抗するに決まってますよね? 二度と顔を出さないでください。警察呼びますよ?」


 そう言って掴んだ手首を離した。思った以上に力が入っていたみたいだ。吉木という人は、慌てて去っていった。気分が悪い。早く週末にならないかな。ミューちゃんのモフモフで癒やされたい。





「ハッハッハッ、それは災難だったな。だが芸能プロダクションを甘く見ないほうがいい。『怪力アイドル』とかで売り出せないかと考えているかもしれないぞ?」


 土曜日、茉莉を車で迎えに行くと、車中で芸能プロダクションからスカウトが来たという話を聞いた。まぁ確かに、強化因子の影響もあってか茉莉は存在感が強い。芸能人になることもできるだろう。


「うぅっ……怪力って言われると複雑です。最近、体重が少し増えてるし……」


「それは強化因子の影響だな。筋組織と骨組織が強化されているんだ。ダンジョンで戦い続けると、筋肉が増えるのではなく、質そのものが変わる。茉莉は、見た目は華奢な女子高生だが、すでにプロの格闘家たちと同等の身体能力を持っている。喧嘩するときは気をつけろよ?」


 松江高等学校は隔週土曜日で授業が行われる。今週は休みのため、午前中に自宅まで迎えに行った。


「そうそう。この車もそろそろ買い換えるつもりだ。日常で使う車だから、あまり派手なヤツにするつもりはないが、何か乗りたい車はあるか?」


「えっと…… 私、あんまり車は詳しくないので、和さんが乗りたい車で良いと思います」


「フム。では少し高めのセダンで良いか。経営コンサルタントとしてクライアント先に車で行くからな。スポーツカーではマズイ」


 話しているうちに、東瑞江のマンションまで来た。駐車場に車を留め、マンションからエントランスに入る。茉莉が先に入り、俺が続いて入ろうとした時に、視線を感じた。50メートルほど離れた場所からだろうか。高校生らしき若い男が自転車に乗り、こちらに視線を向けていた。別に害があるわけではないので、俺はそのままマンションに入った。





 それは偶然だった。休日の土曜日、自転車でダチの家に行く途中で信号待ちをしていたら、一台の白いセダンが通り過ぎた。普段なら気にもとめないが、この時は違った。助手席に木乃内さんらしき人が乗っていたからだ。ほんの一瞬だったけれど、間違いないはずだ。俺はダチとの約束をすっぽかし、ペダルに力を入れた。


「はぁっ……はぁっ……なんで、木乃内さんが……」


 どこへ行くんだ? 運転している奴は誰だ? 車は安っぽいセダンだ。なんでそんな車に乗っている? ドロドロとした黒い憤怒が俺の中に広がっていく。

 普通なら、自転車で車に追いつくことなどできない。だが幸いなことに、追っている車は所々で信号機に捉まっていた。辛うじて見失わずに済んだ。国道14号を超えるときが一番ヤバかった。信号無視して突っ切ったが、クラクションが盛大に鳴らされた。あと少しで撥ねられていたかもしれない。


「アイツ、誰だよ?」


 東瑞江にあるマンションの駐車場に、その車は入った。女性が先にマンションの中に入る。距離が離れていたので、木乃内さんかどうかまでは判断できなかった。だが男の顔は見えた。30過ぎくらいの男だ。「イケメン」というよりは「精悍」といった感じだ。ジャケットとスラックスという姿は、いかにも「大人の男」で、俺のようなジャージ姿とは全く違う。


(茉莉は俺のモノだ。お前のようなガキは、ガキらしく遊んでいろ)


 そう言われたような気がした。嫉妬というドス黒い気持ちが湧き上がる。携帯が震えた。ダチからの電話だ。俺は行けなくなったことを詫びて、そしてマンション前で張り込むことにした。





「うぅぅっ……恥ずかしいよぉ」


「あら、とっても似合ってるわよ? 茉莉って着痩せするタイプなのね? 胸なんて、アタシより大きいかも。ミューちゃんもそう思うわよね?」


「ミューッ」


 Aランクダンジョン「深淵」の安全地帯(セーフティゾーン)では、エミリに手伝ってもらいながら、茉莉が新しい装備を身に着けていた。パーテーションの向こう側から、若い娘たちがキャッキャと燥ぐ声が聞こえる。やがて茉莉が姿を現した。レアランク装備「処女の聖衣」を着ている。


「………」


 俺はなんともいえない表情になった。この装備はどんな「意匠」でデザインされたんだ? 純白の生地に金糸で刺繍が施されている。それは良い。だがまず胸が(はだ)けすぎだ。むしろ谷間で大きさを強調することが目的に思える。

 しかもどうやらセパレート型だったらしく、上半身と下半身の間、腹部は丸見えだ。この一ヶ月間で鍛えられたのか、茉莉の腹には無駄な肉がなく、腰は完全に括れ、三本の縦筋が入って腹筋を浮かび上がらせている。

 そして下半身だ。白と紅の生地が交互に重ね合わされたスカートだが、左足部分が切れているようで、歩くと左太腿の付け根まで見えてしまう。発達した白く艶めかしい生足を見ないよう、思わず顔を背けた。


「やったね、茉莉! 主人(マスター)が喜ぶって言ったでしょう?」


「うぅぅっ……エミリちゃーん」


 茉莉の泣きそうな声に、俺は顔を背けたまま咳払いした。


「たしか、魔導士の外套があっただろ? それを着ろ。目のやり場に困る」


「えー! この姿のままが良いんじゃない? いかにも『聖処女』って感じで! あの外套、茉莉には似合わないよぉ」


 そう言いながらも、エミリも本気ではないようで、魔導士の外套を着せる。漆黒の生地であるため、どうも合わない。確かに、茉莉らしさが消えるような気がする。


「茉莉は神聖魔法使いだから、純白の外套とかがあれば似合うと思うわ。そうだ。ガチャで出せば良いのよ! 主人(マスター)、1千回くらいガチャすれば、きっと似合うの出ると思うわ!」


「アホ。そんな無駄なことに貴重なモンスターカードを使えるか! 茉莉に聖なる魔杖を渡してやれ。それとマジック・リング、獣のグローブもだ」


 エミリからカードを渡された茉莉は、早速、「獣のグローブ」を具現化した。ミューの手に填めると、スルスルと小さくなり丁度よい大きさへと変わる。白ウサギに赤いグローブとは、いかにも出来すぎだ。


「わぁっ! ミューちゃん、とっても似合うわ!」


「ミュッミューッ!」


 ピョンとジャンプして、シュババッとシャドーボクシングをする。見事なワン・ツーだ。うん、君はいつ、どこでボクシングを習ったのかね?


「エミリには『イフリートの召喚石』、朱音には『素早さの靴』だな。俺はこの『パワー・リング』を付けさせてもらう。さて、これから第三層で戦うが、今日の目的は茉莉が神聖魔法に慣れることだ。マジック・ポーションも大量に用意している。茉莉は今日で、神聖魔法を使いこなせるようになれ。エミリはサポートを頼む」


「任せて。魔力が切れる前に回復させるようにするわ」


「はい。頑張ります!」


「それとミューもだ。第三層のスケルトンナイトは、剣を持っている。武器を相手に素手で戦うんだ。これまでとは勝手が違うぞ?」


「ミューッ!」


 コークスクリューブローで答える。もうツッコむ気にもなれないよ。





「いい? 魔法ってのは、とどのつまり『イメージ』よ。これから見せる『ファイヤーアロー』は、炎を使って矢を撃ち出すイメージで魔力を撃ち出しているの。魔力という『力の塊』に、イメージで形を与える。茉莉の場合は神聖属性の魔力だから、イメージは『清浄』とか『浄化』ね。慣れてくると、浄化の効力を利用して、味方を『強化』することもできるようになるわ」


 そう言ってエミリは杖を掲げ、ファイヤーアローを撃ち出した。襲いかかってきたスケルトンナイトの腹に炎の矢が突き刺さり、そして燃え上がる。茉莉も同じように杖を掲げて目を閉じる。杖先から白い光が溢れ、それが幅広い光線となってスケルトンナイトに命中する。一瞬でスケルトンナイトがボロボロに崩れていった。


「アンデッドを浄化する魔法『不死者の返還(ターンアンデッド)』ね。一発目から発現するなんて、茉莉は才能あるわ。慣れれば複数のアンデッドを同時に浄化できるわよ?」


「はふぅ~ なんだか、力が抜けていった感じです」


 残り2体のスケルトンは朱音が倒した。これまでこの第三層で、俺と一緒に相当な数を倒してきた朱音だが、未だCランクのままである。スケルトンナイトは単体ではDランクの魔物だ。その強化因子では、2ランク上になるのは難しいのかもしれない。


「よし。次はミューだな。まずはスケルトンナイトを3体倒し、残り1体と戦わせる。相手は武器を持ったDランク魔物だ。Eランクのミューでは厳しいかもしれないな」


「ミュッ!」


 少し歩くと、再びスケルトンナイト四体が出現する。俺と朱音で3体を倒し、残りをミューにけしかける。ピョンピョンと跳ねてきたミューにスケルトンが近づく。殴るために跳び上がったミューだが、そこにスケルトンの剣が振り下ろされた。ミューの胴体に斬撃が入る。


「ミューちゃんっ!」


 茉莉が叫ぶ。だがその時、妙な音が聞こえた気がした。そしてミューの身体は逸れること無く、スケルトンナイトの顔面前に届く。


「ミュミュッ!」


 完璧なアッパーがスケルトンのアゴを砕いた。


(気のせいか? なんか「モフッ」って聞こえた気がしたが……)


 煙になったスケルトンを横目にピョンピョンと茉莉のところに戻ってくる。斬られた箇所を茉莉とエミリが丁寧に確認している。


「大丈夫ね。モフモフの毛が斬撃を吸収したみたい。痕すら残ってないわ」


 はい? 何を言っているのかね? モフモフで物理衝撃吸収? そんなことが可能なら、盾だの鎧だの要らないではないか。大体なんで、体高50センチ程度のウサギが、大人並みの身長を持つスケルトンを殴り飛ばせるんだ?


「ミューちゃん、凄いわ。これなら防御も大丈夫ね」


「ミュー」


「いやいや、ちょっと待て。なんでそんなことが可能なんだよ! モフモフで衝撃吸収? 俺はてっきり、避けてカウンターだと思ってたぞ!」


 すると茉莉はキッと睨んできた。


「和さん、酷いです! ミューちゃんをこんな危険な目に遭わせるなんて! モフモフブラシがなかったら、ミューちゃん死んじゃったかもしれません!」


 そう言って、モフモフブラシを取り出して毛繕いを始める。茉莉さんや、ここはダンジョンの中ですぞ? なんでブラシなんて持ってきているのかね?


「たかがブラシがどうしてレアランクなのか不思議だったけど、これでハッキリしたわね。ブラシを受けた獣はモフモフになって、物理攻撃への耐性を持つんだわ。もちろん、限度はあるんだろうけど」


 エミリが納得したように頷いている。いや、可怪しい。物理的にも生物学的にも絶対に可怪しい。


「和彦様、ここはダンジョンですから……」


 朱音が気の毒そうに言ってくる。もう全てそれで説明すればいいや。





 第三層でも戦い方は基本的に変わらない。目標は3時間で300体のスケルトンナイトを討伐することだが、いまは200体程度になっている。これまでのような「物理偏重」の戦い方ではなく、魔法を交えたチームプレイを試しているからだ。仲間を攻撃してしまう「フレンドリーファイア」が起きないように、連携した戦い方を身につけておく必要がある。


「やった! Dランクになったわ」


 エミリがDランクへと上がった。程なくしてミューも上がる。


==================

【名 前】 エミリ

【称 号】 小生意気な魔法使い

【ランク】 D

【レア度】 Legend Rare

【スキル】 秘印術Lv4

      招聘術Lv1

      錬金術Lv1

==================


==================

【名 前】 ミューちゃん

【称 号】 木乃内茉莉のペット

【ランク】 D

【レア度】 Un Common

【スキル】 ミューちゃんぱんちLv3

      モフモフぶろっくLv1

==================


「エミリの招聘術は、いずれイフリート召喚石を使って上げていけば良いとして…… いや、言うのはやめよう」


「ミューッ!」


 ミューが「なんでだよ!」と言いたいかのように、抗議の声を上げている。いや「なんでブロックが平仮名なんだよ」なんて、ツッコんでもしょうがないだろ。何しろここはダンジョンなんだから。だがレア度が上がっているのが気になる。


「朱音、エミリ、確認したいんだが、FランクスタートのCommonモンスターも、やがてSランクになるのか?」


「原理的には可能なはずです。ですが、過去にそのような魔物がいたかどうかはわかりません」


「そうね。そもそもSランクのモンスターカードは、最初からSの場合が殆どだわ。せいぜいAランクからのランクアップくらいのはずよ? Fランク魔物は弱いから、それを鍛えようという人は多くないわ。私たちのような『Legend Rare』は別だけれど、モンスターカードも鍛えればレア度は上がるわ。Cランクになれば『Rare』になり、Aランクになれば『Super Rare』、Sランクになれば『Ultra Rare』になるわ」


「じゃあミューちゃんはいずれSランクになりますね! 一緒に頑張ろうねー」


「ミュー」


 首筋をモフモフされているウサギは、気持ちよさそうに目を閉じている。Sランクのウサギなど想像もできん。だがこれ以上強くなれるのだろうか?


「ミューのスキル枠はカンストしている。このままランクが上がっても、新しいスキルは得られないだろう。スキル枠拡大というアイテムがあることに期待だな」


(恐らくあるだろう。あるに違いない。無ければ可怪しい)


 内心でそう思っていた。モフモフブラシがあってスキル枠拡大が無いなど、俺は認めん!





 マンション前で木乃内さんを待つ。だが1時間経っても出てこない。男の部屋の中で、いったい何をしているんだ? 妄想が俺の中で広がる。クソッ! あの天使のような木乃内さんを好きなように弄んでいるのか! ギリギリと歯ぎしりしながら、俺はマンションを睨んだ。


「そこの君、ここで何してるのかな?」


「あぁっ?」


 苛ついているところに声を掛けられたので、乱暴に返事しながら振り返った。すると自転車に乗った警察官2名がいた。


「マンションの住人から、不審者がいるって報せがあってね。身分証明書、持ってる? ちょっと、交番まで来てもらおうか?」


「いや……あの……」


 休みの日まで生徒手帳を持ち歩いたりはしない。俺は事情を説明しようとしたが、警察は聞く耳を持たない。結局、瑞江駅前の交番まで、俺は連れていかれてしまった。周りの視線が痛い。

 結局俺は、親と連絡が取れる夕方まで、交番内に拘束されることになってしまった。クソッ! これも全て、アノ男のせいだ!



 ※次話は7月12日12時過ぎにアップします


 評価や感想を下さった方、ブックマーク登録をして下さった方、全ての読者様に御礼申し上げます。ご評価をいただけると、やはりモチベーションになります。これからも頑張って書いていきたいと思います。


 今後も応援の程、何卒、宜しくお願い申し上げます。


挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)

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インファイターラビットか、悪くない
[一言] まさかのウサギチート
[一言] 結局同じ
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