なにか小説を書きたい
私は,今までたくさんの小説を読み,たくさんのドラマ,アニメを見てきた.私は多くの物語に触れてきた.
小説,漫画,ドラマ,それにアニメは,表現形式はどれも異なるが,物語を紡ぎだすという点では共通している.実際,ある小説が漫画化,アニメ化,ドラマ化されたりするというのは,当たり前にある話だ.物語の紡ぎ方が,文字の羅列なのか,イラストと言葉なのか,イラストの連続と音声なのか,はたまた実際の人間の動きなのかの違いである.
たくさんの物語に触れるうちに,自分の中で紡ぎたい物語が浮かび上がってきた.私が書きたいのは,サイバー小説,とある戦闘機ゲーム風の小説,あとは想像上のモンスターがたくさん登場する異世界ファンタジーなど,たくさんある.しかしながら,少し手を付けてみてわかったのだが,小説を書くことはとても難しい.どんな世界を舞台にするのか,登場人物をどうするか,どんなストーリーを展開させるのか,物語が始まる前はどんな歴史を歩んできたのか・・・.考えなければいけないことはたくさんある.そこで私は思いついた.私が物語を紡ぎ,小説を書く過程を,そのまま小説にしてしまえば,面白いのではないか?そう考えたのである.
この文章では,私がどんなことを考え,どんなことを思いながら小説を書こうとしているのかを,これから書いていく予定である.・・・なんかブログみたいだな.
遅まきながら身分を明かすと,私は大学生である.とある大学の理工学部の4年生で,研究室に所属しており,卒業論文を書くための準備をしているところである.正直そこまで暇ではない.だが,人は好きなことであれば,忙しい間であっても,わずかでも暇を見つけて取り組もうとする.サラリーマンの中にも,少しの暇さえあれば小説の文章を書く,または物語の設定を少し書く,という人もいるはずだ.実際,仕事の経験があれば,それをもとにして小説を書くことだってできるはずだ.
これから小説を書きたいと思っている人へ.私はとりあえず一歩を踏み出した.その一歩を踏み出すことは簡単なことではないが,一歩を踏み出した先には面白い世界が広がっている.小説を書きたいと少しでも思っているなら,その一歩を踏み出す勇気を,少しでも持ってほしい.
今まさに小説を書いている人へ.あなた方は私なぞより何百歩,何千歩,ひいては何kmまたは何千万kmも先を行っていることであろう.そのような人たちから見れば,私の文章は稚拙であることこの上ないことだろう.それでも少しでもこの文章を読んでくれるだけで.私はしあわせである.