4話 VS 銀の鎧騎士 後編
また遅い時間にすみません(´・ω・`)
「ふぅぅぅぅぅ!」
リーシェの両刃斧の重い一撃をその剣で受け止めたマクリオは
それを剣で滑らせ、地面に流した、その瞬間そのまま地面に行かず軌道を変え、マクリオの横腹に向かっていく。
「なっ!、んな無茶苦茶なっ!」
そう言いつつ、マクリオはバックステップし、マクリオがいた場所にはリーシェの両刃斧が振るわれていた、もし後ろに下がっていなければ、鎧ごとその胴体が真っ二つになっていたことであろう、それだけあのリーシェという女性の膂力は凄まじいと、マクリオは思った、自分もそこそこ鍛えていたつもりではあった、
帝国での学校での成績も高く、この試合もリーシェの力を確めるだけのつもりではあった、戦いが始まるまでは。
「凄いね、君・・正直舐めていたよ」
「そうですか、そのまま舐めていてくれたほうが私は良かった・・・いや、よくないですね」
リーシェは再び、マクリオに突撃するべく両足を地面に沈ませ
両刃斧を構えた。
「・・・それじゃあ今度は俺もいきなり本気で行くとしよう、死なないでくれよ?」
突如マクリオの声色と雰囲気が変わったかと思うと、マクリオの
姿がリーシェの視界から消えた
「これは?・・・」
疑問に思いつつも、警戒して、まわりを見渡し空を見ると
「あっ!?、ちょっ!やばい――」
そこには空に浮き、5本の青い炎の剣を空中に漂わせている
マクリオの姿があり、マクリオはリーシェが見つけた瞬間、その5本の剣をリーシェに向けて落下させた
「降り注げ!」
「これが戦星術のちからねっ!」
リーシェはそれを両刃斧で切り払うが、1本がリーシェの肩を
貫通した
「いったい!」
「・・・辞めるか?」
「まさか!、無いわよ!」
肉が焼け、普通ならその肩を押さえて、泣くが、リーシェは小さな子供のような笑みを浮かべ、マクリオのいる空に向かって跳躍した。
「凄まじい女だなぁ!リーシェ!」
彼女、リーシェ自身もよくわかってはいないが魔人という種族は
膂力は熊やゴリラより、強力でそして、殆どの魔人は戦闘狂とも言えるほど戦いを好むと言われている、リーシェは5年前、
あの血が飛び散り、肉が潰れ、骨が砕けるあの傭兵達の住む、
訓練場を見た瞬間、虜になっていた。
「おりぁぁぁぁ!!」
声を荒げ、その両刃斧を振るった、それをマクリオは先程のように受け流そうと
(あっこれは駄目だな)
そうマクリオは思ったが、遅く受け止めようとした剣の刃は両刃斧の一撃に耐えきれず、粉砕され、マクリオの身体に直撃し、その高価そうな銀の鎧も砕け、マクリオは地面に叩きつけられた
「ははははは!この化け物め!俺じゃなければ、御陀仏だったぞ!コイツめ!」
マクリオは何事も無く立ち上がり、楽しげな声で悪態をついた。
リーシェの一撃を受けた身体は鎧の下の服も切り裂いたが、
その肉体には、傷一つ付いていなかった。
「ならもう一度!」
リーシェは落下し、その勢いのまま両刃斧をマクリオに振り下ろす!
「上等だ、今度は俺の全力の戦星術をぶつけてやる!」
マクリオは今度は自身の身体ほどの大きさの青い炎の大剣を形成して、リーシェにそれを投擲した!
「「うぉぉぉぉぉぉ!!!」」
「―――――はいそこまで」
赤い刃の両刃斧 青い炎の大剣 それらがぶつかる直前それは
ヴァリシアがその間に入り、それらを両手に形成した白い光の盾
で受け止めた。
「ちょっと冷静になって、二人ともこれ以上続けると王国の人達に気づかれちゃう」
「わかった!」
リーシェは手の甲のアストロシンボルを掲げると両刃斧はリーシェの手の甲に、吸い込まれていった。
「すまんヴァリシア・・・熱くなりすぎますたね」
マクリオも手の甲のアストロシンボルを掲げ、青い炎の大剣と、
地面に刺さってる剣、その欠片が吸い込まれていく。
「まったく・・マクリオさん!、一応戦星術を使っていいとはいいましたが、あれは下手すれば、リーシェどころか、その余波でトレミアス王国も吹き飛ばしかねないんですからやめてください」
「まぁまぁ、ヴァリシアさん 一応無事なんですし、落ち着いてください。」
数分、ヴァリシアはマクリオに説教をすると、一息ついて、
冷静になった
「ふぅ、それでマクリオさんそろそろ本題を話しては?」
「んっ?まぁそうですね・・・リーシェ」
「んっ?なに?」
「この国の王を倒そうと思うんですが、貴方ものりませんか?」
最近 忙しく・・・はないですが、遅いのは
夜くらいがモチベーションが上がるからです
すみません(´・ω・`)
設定2 ジュピター大陸
一番広い面積の土地と一番危険な大陸
木星だった場所だけあって危険なガス、異常気象なども発生し、とても常人には近寄りないが、
そんな大陸にも一つだけ国が存在し、そこの王が
ジュピター大陸からガスなどの危険な物を外に出さないように円形の結界を張っており、その国に
行くには、それなりの装備と強さが求められる。