1話 光を見る為に
まだまだ下手な小説かもしれませんが見ていってください(´・ω・`)
ヴァリシアは本当に恵まれた環境で育った。
愛を受け、教育を学び、力も貰った、彼女はこの国で一番の幸せを授かっていると言っても過言では無いだろう、そう彼女は、
あの時までそう思っていた。
「そこまで!勝者!ヴァリシア様」
トレミアス王国にある訓練場、そこでヴァリシアは何時ものように、戦い、勝利を手にしていた
『いやぁさすがは時期国王の座を約束され、さらには十二宮の
アストロシンボルを授かったお方だ、我らとはまるで違いますね、ヴァリシア様は』
『そもそも比べるのが可笑しいものですよ、我らとはまるで違うんですから、種別から、あらゆる全てが』
ヴァリシアの種族、天人は千年前の戦争において、
侵略者から国を護るため、空から何十体もの天使ような姿をした
者達が降り、侵略者を撃退したことから、この国では生まれると、例え、平民から生まれたとしてもその者を貴族に迎えられていた。
「・・・それではこれで」
ヴァリシアはそれだけ言うと、訓練場から出ていった、ヴァリシア様と話したいなど、この場に止めるような声を無視して。
「・・・・あれから5年か」
次にヴァリシアが訪れた場所は5年前までそこに、リーシェがいた、牢獄だった、今ではそこには、無理矢理曲げられたであろう、檻だけがそこには存在している。
(私は・・あの時の選択に後悔はしていない、むしろ今まで無かった決意をあの娘は私にくれた。)
5年前、ヴァリシアは母が何も無いであろう場所から1人出てきたのを目撃していた、「あそこに何かあるですか?」と問いただしてみたところ、母は「・・行ってみればわかります」とだけ、言い残し、去っていった、ヴァリシアは母が現れた場所を通ると、そこには、底が見えないほど長く暗い階段があった。
進んだ先でヴァリシアは、リーシェと会ったのであった
「へーあなた、ヴァリシアっていうのね!」
リーシェは初めて、母以外と会う人に対して心が踊っていた
「ねぇ、あなたはなんさい?、あなたはどんなひと?すきなものは?」
リーシェは心の中で考えていた質問を全てヴァリシアにぶつけた
「えっ?・・・えっ!」
ヴァリシアはここまで一気に質問されたのは、生まれてから一度もされなかったが故に、言葉が見つからないでいた。
「まっ・・まて!?私から質問させてくれないか?」
「えっ?うーん・・・いいよ!そのあとわたしがしつもんするからね!えーと、ヴァリシアさん」
ヴァリシアは今までこのような自分の身分を気にしないで話してくる者とは初めてであった。
ヴァリシアは今まで、一度でも同年代の子とは遊ぶことはなく、
まわりには大人ばかりがいた、その殆どは自分と関わったほうが出世できるなどの欲に満ちた理由でヴァリシアと関わっていた、だが目の前には今までヴァリシアの名を聞くこともなかった、1人の牢獄の少女と会話をしている。
ヴァリシアはまず一番大事なことを聞いた
「まず一つ、リーシェだったか、お前はトレミアスと名乗ったが、もしかしてお前の母は、ミリシトという名前か?」
「うん!そうだよ!」
「そう・・なのか」
トレミアスの性、母の名がミリシト、とても嘘を言ってるとは考えにくいほど、即答、今の状況では憶測だが、今目の前の少女の
正体がヴァリシアにはわかった。
(・・・この娘は・・私の妹に当たる存在なのか」
「・・・もうしつもんはおわり?」
「いや、まだだ、2つめだが・・リーシェ、あなたは幸せ?」
「しあわせだよ!」
「本当になのか?」
「わたしとはなしてくれる、わたしをあいしてくれている、わたしはいままでしあわせだったよ!」
「こんな場所で・・幸せだって?」
この少女はこんな暗く、狭く、寂しい場所で自分が幸せ言い切った、その表情を一切曇らせずに、ヴァリシアとはまったくといって幸せの価値観が違っていた、いや、今の状況が幸せだとリーシェ自身そう思っているのだ。
(・・・私は何をしていたんだ、私はどれだけ過剰な愛を、富を受けていたと言うんだ)
「・・3つめ、あなたは・・ここから出たくありませんか」
「うーーん、べつにそこまででたいとはおもわないなー」
「そう」
その答え聞くとヴァリシアは檻を力任せに曲げて、リーシェが通れるくらいに広がった。
そのまま、リーシェの手を取って、檻から外に出した
「えっ?なんでわたしをそとにだしたの?わたしはべつに・・」
「あなたに・・いや私はここでこんな小さな幸せを浸って欲しくなかった、そう思ってしまったの」
こうして、ヴァリシアはリーシェを・・妹を外に連れ出した
正直長続きするかは自分でもわかりません(´・ω・`)