エピローグ
私が東京へたつ日、それは奇しくも田尻さんがこっちへ戻って来る日だった。
進藤さんと長沢さんは、アメリカへ旅立った。ご両親はしぶしぶながら結局OKをだしたらしい。二人が二人で幸せそうにしているのを間近でみていて納得したらしい。
植田さんは、リハビリに入っていて、私の旅立ちに泣きながら結婚を喜んでくれた。結婚式に招待することを約束して、別れた。
私は一旦東京から戻ると、両親に挨拶をする。
田尻さんが歳上すぎて、お父さんの反応は微妙だったが、まぁ、よしとしよう。お母さんは素直に喜んでくれた。妹にも祝ってもらえた。
式は8月中旬に行うことに決まった。式場の下見にもギリギリで行けた。あとは田尻さんが手続きや打ち合わせをしてくれる。
◇
挙式当日。
進藤さんと長沢さんも一旦帰国して参列してくれた。車椅子で植田さんも参列してくれている。
私は幸せになる。
そして、この恋の期間、公民館で働けたことも誇りに思う。
讃美歌が流れる中、私はお父さんの手をとって歩き出した。
一歩、また一歩と幸せに向かって。
ありがとう。
終わり方が悪かったです……反省しています。
こんな作者でもよろしければ、低い点で構いませんので一票お願いいたします。




