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オイルから石鹸をつくってみたよ!

作者: 幻邏

こちらはコロン様著

異世界に住んでるわけじゃないけれど、自宅で石鹸を作り続けている。

https://ncode.syosetu.com/n7945ia/

を、見てから、ずーっとやってみたかった石鹸作り。


画像モリモリです。

画像が苦手な方ご注意ください。


 どうも、ぐーてんもるげーん!

 石鹸で洗ったような、驚きの白さを誇る物体げんらです。

 もちろん、頭の中身が。



 前書きにあるように、石鹸をずーっと作ってみたかったんですよ。

 コロンさまのエッセイを見てから、石鹸素地というものを発見し、石鹸を作ったことはあるのですが、どうも自分の中で『そうじゃない』があったんですね。


 あ、石鹸素地から作った石鹸はお肌に優しく、洗い心地よく、いいものでした。


 素地で作った石鹸が良かったなら、きちんとオイルとカセイソーダから作ったものならば、もっと自分が満足できるのではなかろうか。


 そんな風に思うと、やりたくて仕方ない!(`・∀・´)



※石鹸素地

 石鹸素地は、平たくいうと石鹸の素。まんまですけど。

 こちらの便利なところは、カセイソーダなどの劇物が混ざった後のもので、素地とお湯とがあれば石鹸を作れます。

 他、香料や、クレイ(クレイごとに作用があります)を混ぜれば、カスタマイズ石鹸も製作可能!


 

 例えるならば――


 市販の石鹸は、出来上がった餃子

 石鹸素地は、売っている餃子の皮。餡を自分で用意すれば餃子が作れる。

 今回やる石鹸作りは、自分で粉と水から餃子の皮を作るような状態。もちろん餡もね(´・ω・`)


 かかる手間は、どれがどうなのか、一目瞭然かと思います……。



 けれど手をかけるにも、理由があります。

 ワシは、米アレルギーというものを持っているために、自分が食す・触れるものは、なるべく原材料を把握しておきたい。

 市販のボディーソープとか見てよ、あのカタカナだらけのなんやら!! 暗号書ですか?

 何が入っているのか、訳わからない( ;∀;)


 んでもって、基礎化粧品(化粧水や乳液など)にも、米製品が実はかなりいる。

 そうなると、全部の原料を把握して作るこの石鹸は、ハイパー安全品ということになりまして。


 と、言い訳を並べてみるけど、好奇心が強く、やってみたかった。なのが、1番の理由ですけどねꉂꉂ(ˊᗜˋ*)



 そんなわけで、石鹸をイチから作るよ!


 オイルを用意して、カセイソーダ買って、精製水買って……と、材料と器具を用意するところから始めます。



 ちなみに、カセイソーダはドラッグストアなどで購入するのですが、購入時に記名と印鑑が必要になります。

 そして、どこでも売っているわけではないのと、カセイソーダは『水酸化ナトリウム』という強アルカリの物です。

 取り扱いには、十二分にご注意くださいませ。

 ご購入なさる場合は、まずは、お近くのドラッグストアにてお訊ねくださいな。



 さて、昨今は便利なものがたくさんあります。

 そのため、その便利なものを利用し、材料をさくっと集めましょう。


 [手作り石鹸 道具]などの語句で検索すると、道具がワンセットにまとまったものが出てきます。

 ちなみに、この手作り石鹸セットを買うのに、ちょうど時期がクリスマスあたりだったので、家人がクリスマスプレゼントに買うよ。って言ってくれたので、その翌日に欲しいものを告げて、どんなものか見てもらいました。

 それら買って、一気に必要な道具を……


 …………ん?


 ぽちぽち

   カチカチ

     タンタンタン……



 どこの通販サイトも、売り切れてんじゃねーか!!( ;∀;)


 お、あったぞ!!

 って、転売価格じゃねーか!!!!


 なんか、集めようと思った時期が悪かったのか、手作り石鹸を紹介しているサイトなどの通販品、軒並み売り切れていました(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)


 仕方がないので、器具は似たような材料を、各店でちまちま揃えることにします。



 まず、手作り石鹸紹介のサイトにて販売されている『オイルミックス』というものは、どんなオイルが入っているか書いてあるので、好みのものを買いました。

 よくわからない場合は、オススメや人気のものを買ってみてもいいと思います。


 ・ホホバオイル&シアバターのオイルミックス

 ・レッドパーム油、オリーブ油、ココナッツ油、ひまし油のオイルミックス

 ・オリーブ(ポマス)オイル・パームオイル・ココナッツオイルのオイルミックス

 ※ポマス:オリーブオイルの1番搾り()のオリーブから搾られたオイル。

 

 なぜオイルミックスにしたのかは、後述にて。



ほとんど1から揃えた器具・材料たち


挿絵(By みてみん)

・オイルミックス(通販にて購入

・耐熱ガラスのボウル (100均の300円品)

・耐熱ガラスの計量カップ(300円)

・ただの計量カップ(精製水入れるため・100円)


ドラッグストアにて

・精製水(107円)

・カセイソーダ(470円くらい)


挿絵(By みてみん)


・ホイッパー(100円)

・ステンレススプーン(100円・1個でいいかも)

・シリコンっぽいへら(100円・大きい方がいいかも)

・アロマオイル(香り付け用・6個で1100円)

・ホワイトクレイ(20g入り・5種類で600円くらい/10g使用)

・シリコン製の四角い型×2(セールで900円くらい)※1

・電子の温度計×2(1本950円くらい)※2


あると便利(元々持っていた)

・ハンドブレンダー(ステンレス製)


その他

 お湯や水

 材質問わず熱湯に耐えるボウル(手持ちのでOK)

 保護メガネ(カセイソーダ取扱時使用)

 マスク(カセイソーダ取扱時使用)

 手袋

 保温箱(発泡スチロールや、保冷バッグ、ダンボールなど)

 なんか、風通しよく乾燥できそうな棚(カゴとか)

 げんらは100均で、すのこ買ってきました。



 ※1

 こちら、牛乳パックなどで、使い捨ての型が用意できるならそちらでもいいのですが、 げんらさん家、牛乳飲まないんですよ(´・ω・`)

 なので、型を買いました。型なら何度も使えるので。

 で、2個買いました。型1個で500g分くらいなのです。

 オイルミックスが500g。

 精製水とカセイソーダで500g超えるんですね。なので、念のため500g以上分の総容量で準備しました。


 ※2

 こちら、100均では1本100円で、水銀の温度計が買えます。(売ってるの見ました)

 ワシ、これを握りつぶしたことがあるので、怖くて使えないため、電子の温度計を買いました。(´・ω・`)



 さ、通販と100均を駆使して買い集めた、材料と器具。



レッツ錬成!!♪₍₍ (ˊᗜˋ*و)و" ⁾⁾♪


 まずオイルミックスをみます。


挿絵(By みてみん)

 こちらに、必要な精製水とカセイソーダが、グラムで記載されています。

 初心者なげんらは、こういうガイド付きの方が間違いないため、必要量記載のオイルミックスを購入しました。


 さ、測ろう。

 カセイソーダを測る時は、ステンレスのスプーンを使いました。

 耐熱ガラスの容器に、カセイソーダを入れます。

挿絵(By みてみん)


 精製水は、握るとぴゅーっと出てくるので、出し過ぎに気をつけて慎重に(っ´・ω・`)っ⁾⁾ 

 こちらは、必要グラム数入るものなら、紙コップとかでもいいです。

挿絵(By みてみん)


 オイルミックスは、手持ちの熱湯に負けないボウルへ湯を張り、湯煎します。

 オイルを柔らかくするためです。

挿絵(By みてみん)



 測ったカセイソーダに、精製水を静かに注ぎいれます。

 この時、カセイソーダが入っている器を、覗き込んだりしないようにしてください。

 目が痛くなります。

 不安な人は、ゴーグルなどの保護具を着用してください。

 必要以上にビビると手元が震えるので、慎重にやれば大丈夫:(;´꒳`):_

挿絵(By みてみん)



 合わせた直後の温度です。

挿絵(By みてみん)


 合わせる前は、2つとも常温でした。

 化学反応ってやつですね(雑

 なので、耐熱性の容器が必要になります。


 オイルミックスは、数分熱湯で湯煎したら、オイルは柔らかくなるので、熱湯から外して、温度を下げます。

挿絵(By みてみん)


 カセイソーダ精製水の方も、温度を下げます。

 自然に待つのだるくて、ボウルなどに水を入れて、そこにカップを入れて冷ましました。

 後にコロンさまから、石鹸作りのコツを教えて頂いた時、このやり方で問題なかったのを確認済み


 いや、オイルミックス買った時についていた説明書に、作り方書いてあるんですけど、水で冷やして時短とか書いてないんですよ。

 温度が38〜42度になれば、オイルとカセイソーダ水を合わせましょうとしか書かれてなくて。

 せっかちなワシ、水で冷やしました(もちろん外側からですよ


 冷やしすぎないよう、水から出して降下温度を調節したりして、2つの温度がほぼ合いました。

挿絵(By みてみん)


 合体っっ!!(`・∀・´)


 まず、オイルをじゃばーっ!

 そのボウルにカセイソーダ水を慎重に注ぎます。

挿絵(By みてみん)

 レッドパームの色味が強いです。


挿絵(By みてみん)

 ひたすら混ぜてトロッとしたら、香りつけのオイルや、クレイを入れて、あとは更にひたすら混ぜるだけ。


 カシャカシャカシャ……なんて、やりません。

 文明の利器に頼るワシ。

挿絵(By みてみん)


 ハンドブレンダーやミキサーを用いて混ぜる時は、ステンレス製のものをお使いくださいませ。


 スイッチオン


 5秒後(比喩ではないマジの5秒です


挿絵(By みてみん)


 ……ちとやりすぎた??

 前にやった時は10秒くらい混ぜても、わりとサラッとしてたけど……まぁいいや。

 いろいろ経験して覚えていこう(`・ω・´)


 型に詰めます。

 カセイソーダは強アルカリのブツです。詰める時、素手で触らないように気をつけてください。

 ヘラを使って流し入れます。 

挿絵(By みてみん)


 色合いがハロウィンみたいになった(;´ᯅ`)


 そんで、型に詰めたら保温箱に入れて1日放置。

 そんな気の利いた物がないげんらさん家。

 ダンボールでもいいって書いてあったんで、ダン箱にイン!! ……いいんか?(´・ω・`)

挿絵(By みてみん)


 翌日、型から取り出して、風通しよく乾燥できそうなところへ置いて1ヶ月待てば、完成。

挿絵(By みてみん)


 いろんなオイルミックスが売っているので、気になった物を買って色々作ってみたいです。

 初心者脱却したら、オイルを単体で好きな種類買って合わせてという、ステップアップもしてみたくなります(*´꒳`*)



 おまけ

 先に練習で作ってた石鹸は、シアバターとホホバオイルの石鹸。

 こちらは、乾燥が終わってすでに使っています。

挿絵(By みてみん)


 冬場の乾燥肌に効果がありました。

 冬用石鹸は、またこのオイルで作ろうと思います(*´꒳`*)

使ったアロマオイル:ユーカリレモン

爽やかな香りで夏向けに。


使ったクレイ:ホワイトクレイ(カオリン)

汚れの吸着・肌の引き締め・トーンアップ効果など。


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― 新着の感想 ―
石鹸手づくりが流行っている……!(*´ω`*) さすが幻邏さん、確かに出来上がりはかぼちゃプリンみたいでかわいい&おいしそう♡ 石鹸ってものによって香りも使ったあとの感触も違いますし、いいですよね。 …
うわぁ、すっご~い! 私も作ってみたくて、道具類とかのサイトを眺めては最後のポチッとが出来ずに居りました。 ふわモコのオイル石鹸、憧れます。 今年の秋こそトライするぞ!と改めて決心しました! 詳しい…
かぼちゃプリンみたい♪ 幻邏さまが作っていると、美味しそうな食べ物に見えてしまう(笑) 劇物の取り扱い、手がプルプルしてしまいそうです((( ;゜Д゜))) 今思うと、科学の実験とかよくやってたな……
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