45:オマージュとパクリ
【タイトル】
オマージュとパクリ
【ジャンル】
純文学
【作者】
しいな ここみ
【あらすじ】
小説投稿サイトで熱心なファンが私についた。新ポコさんというその女性ユーザーさんは、私の作風に影響を受け、私にそっくりな作品を書くようになっていった。彼女の人気は遥かに私を凌駕するようになっていくが、彼女は何もパクってはいない。彼女の作風は、私の作風の、オマージュなのだ。
【キーワード】
パクリ オマージュ なろう 文学新人賞
【文字数】
3,968文字(短編)
【内容紹介】
十年以上書き続けているweb小説作家である主人公は、ファンだった新ポコというユーザーに自分の文章を真似られていました。
しかしそれは悪意からなるパクリではなく、完全なる善意からのもの。つまりオマージュです。
主人公は真似られたと知ってモヤモヤしつつも最初は「他人に影響を与えられるなんて、むしろ嬉しいです(^^)」と言っていました。
しかしその後、新ポコさんがなんとデビューを果たし……。
パクリとオマージュ。
『作風を真似る』ということをどこまで許せるのか? 作家ならもちろん、読者でも誰しも直面するかも知れないこの問題を深く考えさせられる作品です。




