42:幸せの貯金箱
【タイトル】
幸せの貯金箱
【ジャンル】
純文学
【作者】
殿水結子
【あらすじ】
「幸せの貯金箱」は、幸せを使うのを我慢すると「ちゃりん」と音がして、幸せ貯金が出来る貯金箱だ。そして、幸せになりたい時に、いつでもその幸せを取り出して使うことが出来る。
岡田芽衣は、子供の頃からこの特別な貯金箱にせっせと「幸せ」を使わずに貯金していたが──
【キーワード】
R15 残酷な描写あり 悲恋 日常 青春 私小説 怪談 ホラー 毒親
【文字数】
4,288文字(短編)
【内容紹介】
もしも、幸せを貯めることができるとしたら。
大切な時にその幸運を使い、自分の人生を明るいものにできる可能性があるなら、躊躇うことなく幸せ貯金をしてしまうかも知れません。
この小説の主人公は、生まれる前に神様から「幸せの貯金箱」をもらい、生まれ落ちた時からそれを持っていました。
幸せを我慢していると、どんどん貯金箱に貯まっていく幸せ。
しかし今ある幸せを後回しにすれば、それはすなわち現在は『不幸』。
受験には落ち、いじめに遭い、それでも幸せを我慢し続け……その果てに彼女の出した答えとは――?
面白く、そして深く考えさせられる作品です。




