31:悪役令嬢シルベチカの献身
【タイトル】
悪役令嬢シルベチカの献身
【ジャンル】
異世界恋愛
【作者】
salt
【あらすじ】
この物語は、気が付かなかった王太子と、ただひたすらに献身を捧げた公爵令嬢の物語。
王太子、ユリウス・アラウンド・ランフォールドは1年前、下級貴族の子爵令嬢に非道な行いをしたとして、悪役令嬢シルベチカ・ミオソティス・マスティアートに婚約破棄を言い渡し、国外追放の刑を受けた彼女を見送った。
1年後、新たな婚約者となった子爵令嬢の不調をきっかけに、王太子は真実を知る。
何も気が付かなかった王太子が
誰が被害者で、
誰が加害者で、
誰が犠牲者だったのかを知る話。
悲恋でメリバで切なくてしんどいだけ。
“誰も悪くない”からこそ“誰も救われない”
たったひとつ、決められた希望を求めた結果、救いがない物語。
かなり人を選ぶ話なので、色々と許せる方向け。
*pixiv・アルファポリスにも掲載しています。
【キーワード】
R15 残酷な描写あり 悲恋 悪役令嬢 メリバ 切ない 手遅れ 救いはない アイリスIF大賞 コミックスピア大賞2
【文字数】
59,434文字(連載完結・全34部分)
【内容紹介】
子爵令嬢のマーガレットを虐げたとして王太子ユリウスから婚約破棄を告げられた公爵令嬢シルベチカ。
ここまではただのテンプレな悪役令嬢ものに思えます。しかしシルベチカは実は、自ら断罪されるように仕向けているのです。それも王太子が嫌いだからでも婚約から逃げたいからというわけでもなく、ただ、王太子への一途な愛ゆえに。
どうしようもない運命、そしてそれを受け入れ、捨て身の愛を捧げる公爵令嬢。
ただただ美しく、哀しい。
読めば必ず嗚咽を漏らしてしまう切ない愛の物語です。本気で泣けます。




