26:不死鳥は歪んだ世界を救わない
【タイトル】
不死鳥は歪んだ世界を救わない
【ジャンル】
純文学
【作者】
七海 糸
【あらすじ】
ある冬の日、小学六年生の未玖は下校途中、黒い紙袋に入った不思議な卵を見つけた。
好奇心から持ち帰るも母親に咎めれそうになるが、友達の陽彩からゲーム機を貸したお礼に貰ったと言い、その場をやり過ごす。
未玖は卵を抱きしめたまままま眠ってしまうが、目覚めるとピアノ教室の日である事を思い出し、急いで卵をベッドに入れ部屋を後にした。
レッスンを終えて帰宅すると母親と弟の姿はなく、代わりに燃える翼に赤い瞳、艶のある黒髪、滑らかな白い肌をした不死鳥のダニールが悠然と待ち構えていた。
ダニールは未玖のことを「悪に選ばれし乙女」だと宣言し、「ともに歪んだ世界を救おう」と未玖を否応なく背中に乗せると灰色の空へ飛び上がる。
不死鳥、神々、天使、悪魔、幻獣などの思惑が複雑に絡み合い、悪に選ばれし乙女となった未玖はどこへ辿り着くのか。
現代を舞台にした、歪んだ愛に溢れたダークファンタジーです。
【キーワード】
R15 残酷な描写あり シリアス ダーク 過去 現代 宇宙 天使 悪魔 幻獣 不死鳥 ユニコーン 人魚 ペガサス 人外 神話 初恋 親子 両性具有 ラグナロク 新世界 ESN大賞5 キネノベ大賞6 OVL大賞8 ESN大賞4 123大賞3 キネノベ大賞7 SQEXノベル大賞
【文字数】
101,366文字(連載完結・全52部分)
【内容紹介】
主人公の未玖は小学六年生の女の子。
これは、彼女が卵を拾ったことから始まる恐怖。
どうしようもない死。受け入れるしかない運命。そして少女たちは醜いとも呼べる争いを始めます。
天使は堕ち、不死鳥によって無慈悲に命を奪われる。またその不死鳥も堕天使である悪魔によって虐げられる。
そんな中でも愛し、戦う者たち。美しく儚い、一つの壮大な神話です。
ダークファンタジーですが救いはあります。圧巻のラストは素晴らしいの一言です。




