19:この度、「勇者よ、死んでしまうとは情けない」と告げる係に任命されました。
【タイトル】
この度、「勇者よ、死んでしまうとは情けない」と告げる係に任命されました。
【ジャンル】
ヒューマンドラマ
【作者】
ハービスト
【あらすじ】
「勇者よ、死んでしまうとは情けない」
それしか言えない少女は、それでも今日も祈るのだ。
情けない勇者様が、帰って来る日を夢見て。
【キーワード】
身分差 年の差 ヒストリカル オリジナル戦記 日常 青春 ハードボイルド RPG 小動物系 チンピラ勇者 シリアス コメディ(?) 勇者 ハッピーエンド 手紙
【文字数】
10,347文字(短編)
【内容紹介】
「おお、勇者よ、死んでしまうとは情けない」
某有名RPGをやったことのある人なら一度は聞いたことがあるセリフなのではないでしょうか。
これは異世界召喚でRPG風な世界に連れて来られた勇者と、彼が死んで生き返る度に「勇者よ、死んでしまうとは情けない」と言って出迎える教会の神官の少女のお話。
規定通りの言葉――罵倒とも取れるその一言しか告げられない少女。最初こそ腹を立てたガラの悪い勇者も、すぐに改心して彼女と心を通わせはじめて……。
途中ちょっとコメディーっぽいところがありますが、ジャンルはきちんとヒューマンドラマです。
残酷な世界の中で繰り広げられる、切なくも美しい物語。
私が今まで読んできた短編の中では屈指の傑作だと自信を持って言えます。最初から最後まで、本当に素晴らしいです。