185:結婚初日に「君を愛することはない」と言った旦那様が、その直後テレパシーで『というのは嘘で、俺は君のことを心の底から愛している』と言ってきた!?
【タイトル】
結婚初日に「君を愛することはない」と言った旦那様が、その直後テレパシーで『というのは嘘で、俺は君のことを心の底から愛している』と言ってきた!?
【ジャンル】
異世界恋愛
【作者】
間咲正樹
【あらすじ】
「シャルロッテ、俺が君を愛することはない。そのつもりでいてくれ」
「……はい。承知いたしました」
数え切れないほどの使用人たちに囲まれる中、今日から夫となるラインハルト様に、氷のように冷たい眼でそう言われた。
半ば予想していたこととはいえ、面と向かって言われると心に鉛を付けられたような感覚になる。
やはりラインハルト様は、お飾り妻を欲していただけだったのだわ。
『氷の貴公子』と名高い、美貌と名声を兼ね備えたラインハルト・アイヒベルガー侯爵閣下が、私みたいな下級貴族の娘を妻に娶ろうだなんて、おかしいと思った。
女として、一人の男から愛されたいというささやかな夢も、今日で終わったのね……。
『というのは嘘で、俺は君のことを心の底から愛している』
「――!?」
その時だった。
私の頭の中に、ラインハルト様の声が直接響いてきた。
これは――!?
『くれぐれも表情は変えないでくれ。周りの人間に俺たちがテレパスだということがバレたら、お互いの命が危ないんだ』
『っ! は、はい』
必死に平静を装いながら、テレパシーで返事をする。
まさかラインハルト様もテレパスだったなんて……。
【キーワード】
R15 ラブコメ イケメン/素直クール 氷の貴公子 純愛/溺愛 女主人公/一人称 ライトノベル 異世界恋愛小説 エンターテイメント ほのぼの/コメディー ショートショート 短編/日常 じれじれ ハッピーエンド キルタイム異世界大賞
【文字数】
8,026文字(短編)
【内容紹介】
主人公令嬢シャルロッテは結婚初夜に夫となった『氷の貴公子』ラインハルトに「君を愛することはない」と言われてしまいます。
しかしそれには深いワケが。
実はシャルロッテもラインハルトもテレパスであり、表立ってそれを明かせないためにラインハルトは塩対応をせざるを得ないのです。
ですがそれは表面上だけの話。実は彼は心の中でシャルロッテに愛を囁き続けていて……?
テレパスが出てきますが溺愛でも異能力ものでもありません。甘ーい恋愛です。そしてヒーローがかっこいい。一言で言えば最高です。




