182:悪徳領主一家の役立たず妖女は、善良な搾取に邁進するようです!〜親に売り飛ばされた隣国で、勤勉な彼女は溺愛される。〜
【タイトル】
悪徳領主一家の役立たず妖女は、善良な搾取に邁進するようです!〜親に売り飛ばされた隣国で、勤勉な彼女は溺愛される。〜
【ジャンル】
異世界恋愛
【作者】
メアリ=ドゥ
【あらすじ】
『貴族たるもの、悪であれ。ーーー貴族にとって一番の悪は、労働である! 誰よりも働け!』
そんな、悪の定義が少しおかしい悪徳領主一家に生まれ育ったアザーリエは、妖艶で色香漂う、社交会で悪評を存分に振り撒いている美女だった。
しかしその内実は、内気で気弱で自己卑下の激しい陰キャそのもの。
流れる悪評と裏腹に、領地では勤勉に『労働』という悪を行う家族たちに、役立たず呼ばわりされている。
身の回りのことは全て一人で出来るけれど、人に指示したり物を頼んだりは一切出来ない。
そんな彼女は、両親の決めてきた縁談で隣国へ売り飛ばされた。
『悪虐非道と噂の公爵の元で、少しは悪というものについて学んでこい!』
『ひぃ! は、はい、お父様! わ、わたくし頑張って参りますぅ!!』
不安で押し潰されそうになりながら赴いた隣国では、旦那様は金は使わせないと言い、使用人たちは冷たい対応。
色気たっぷりで、何も出来なさそうなアザーリエを蔑んだ目で見てくるが。
『あれ……? 誰にも構われない……パラダイス?』
誰からも無視されて一人ぼっちという、この世で最も望んでいた境遇を手に入れたアザーリエは、テンションぶち上げで好き勝手に振る舞うことにした。
掃除に洗濯、料理にお風呂も薪割りから全て一人でテキパキこなすアザーリエの外見とのギャップに、武勲で鳴らした旦那様はだんだんと心を惹かれていく。
やがて使用人たちとも打ち解けて、幸せな生活を手に入れたアザーリエの元へ、彼女に惚れていた幼馴染みがやってきて……?
遥 彼方さんの『共通恋愛プロット企画』参加作品です。
プロットは長岡 更紗さんのものを使用しています。
【キーワード】
悪役令嬢 ほのぼの 女主人公 西洋 溺愛 近世 ハッピーエンド 共通恋愛プロット企画 キネノベ大賞7
【文字数】
29,079文字(連載完結・全11部分)
【内容紹介】
労働=悪。
そんなおかしな考え方を持つ伯爵家に生まれた令嬢アザーリエは誰もを魅了する美貌を持ち、『社交界の妖花』や『貢がせ令嬢』などと呼ばれ、悪女とされていましあt。
彼女は父に売り飛ばされて隣国の公爵家へ嫁ぐことに。最初こそ嫌われていたものの、公爵がアザーリエの本性を知ったことからその関係性は変わって……?
実は気弱でウブな働き者令嬢が公爵に溺愛されていくラブストーリー。




