177:浮気した王太子が婚約破棄を宣言。裁判をしている中、メリル・ジェーンは怒っていた
【タイトル】
浮気した王太子が婚約破棄を宣言。裁判をしている中、メリル・ジェーンは怒っていた
【ジャンル】
異世界恋愛
【作者】
りすこ
【あらすじ】
世間が注目しているのは、王太子の婚約破棄裁判だ。
王太子は、あろうことか婚約者が着るはずのウェディングドレスを浮気相手に着せて、彼女と結婚したいと王に告げた。
公爵令嬢との婚約は破棄したいと言い出し、裁判沙汰になっている。
新聞には大々的に、騒動の内容が書かれていた。
王太子は浮気者と市民から冷たい目で見られて、廃嫡の声もあがっている。
王太子を非難するあまり、彼が浮気相手のために作らせたドレスも忌み嫌われるようになってしまう。
メリル・ジェーンは、ドレス生地を作った工場の経営者だ。
浮気に協力した恥さらしとレッテルを張られ、友人の仕立て屋は閉店に追い込まれ、メリルの生地は売れなくなってしまう。
(阿呆が浮気したせいで、なんでわたしたちまで悪いように言われるの?……このままだと悔しいわ)
メリルは古い友人であり画家のロジェを頼り、新しい生地作りを試みる。
ロジェはメリルのことが前々から気になっており、進んで手伝いをした(ただし、メリルに好意は伝わっていない)
ふたりは互いの才能を認めながら、じれったい恋愛をしつつ、世間の悪評をくつがえしていく。
やがてメリルは、婚約破棄された公爵令嬢を助け、劣勢になった裁判を好転させていくのだった。
※12月18日 完結しました。
※女性に対して差別的な描写があります。地雷な方は避けてください。
【キーワード】
R15 残酷な描写あり ラブコメ 婚約破棄 平民の下克上 仕事好き主人公 じれじれ・もだもだ ときどきシリアス ハッピーエンド 劣勢からの逆転 王族・貴族・平民 近世 バディ(相棒) ドリコム大賞2
【文字数】
132,499文字(連載完結・全36部分)
【内容紹介】
王太子が男爵令嬢カーラに惚れ込み公爵令嬢マリーに婚約破棄を宣言。そこから裁判沙汰になり、新聞で大きく報道される事態になります。
そして新聞に名前を載せられた、男爵令嬢が着ていたドレスを制作した工場の経営者、メリル・ジェーンは取引がさっぱりなくなってしまいました。
王太子の勝手な婚約破棄に怒りを抱きつつ、メリルや同じく婚約破棄の影響を受けた画家・ロジェが立ち上がり、理不尽な状況に立ち向かいます!
これはよくある令嬢主人公の婚約破棄ものではなく、その外側の人たちが織りなす物語です。




