172:「君は強いから、僕が守らなくても良いよね」なんてセリフはウザい。けど、それが良いと思う垂れ耳
【タイトル】
「君は強いから、僕が守らなくても良いよね」なんてセリフはウザい。けど、それが良いと思う垂れ耳
【ジャンル】
異世界恋愛
【作者】
高取和生
【あらすじ】
ベイス自治領は獣人や、人間と獣人両方の血を引く者たちが住んでいる。コーニイ・ハイトも人間と兎人族の血を受け継いでいる。ただし、兎人の持つ得意能力は発現していない劣等種である。コーニイは幼馴染の生粋の獣人、ローレン・ダスティに密かな恋心を抱いていたが、ローレンが好きなのはコーニイの姉エイヌ。エイヌは人間と獣人の良いトコ取りをしたような女性。すべてに恵まれたエイヌは、コーニイを見下している。エイヌには可哀そうと言われ続けるコーニイを救うのは、初恋の相手ローレンではなく、同級生のアズボスだった。
「君は凄いんだよ、コーニイ」
アズボスに励まされながら、コーニイは自分の夢を叶えるために歩き出す。
※本作は猫じゃらし様主催、「獣人春の恋祭り」企画参加作品です。
【キーワード】
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【文字数】
18,098文字(短編)
【内容紹介】
主人公のコーニイは、劣等種と呼ばれる人の血の混じった垂れ耳の兎獣人。
優秀で美しい姉のエイヌにはことあるごとに「可哀想ね」と言われ続け、家族には冷遇されていました。
そしてとうとう初恋だった幼馴染までも姉に盗られてしまってひどく落ち込むコーニイ。しかし彼女は同級生の獣人の少年アズボズのおかげで徐々に自信を持つようになって……?
姉妹関係のドロドロがリアル。
姉に歪んだ形で求められ、奪われ続けた妹が自立して幸せを掴む物語です。ざまぁはありますが少なめ。でもそれがとてもいいです。




