155:妹しか愛していない母親への仕返しに「わたくしはお母様が男に無理矢理に犯されてできた子」だと言ってやった。
【タイトル】
妹しか愛していない母親への仕返しに「わたくしはお母様が男に無理矢理に犯されてできた子」だと言ってやった。
【ジャンル】
ヒューマンドラマ
【作者】
ラララキヲ
【あらすじ】
「貴女は次期当主なのだから」
そう言われて長女のアリーチェは育った。どれだけ寂しくてもどれだけツラくても、自分がこのエルカダ侯爵家を継がなければいけないのだからと我慢して頑張った。
長女と違って次女のルナリアは自由に育てられた。両親に愛され、勉強だって無理してしなくてもいいと甘やかされていた。
アリーチェはそれを羨ましいと思ったが、自分が長女で次期当主だから仕方がないと納得していて我慢した。
しかしアリーチェが18歳の時。
アリーチェの婚約者と恋仲になったルナリアを、両親は許し、二人を祝福しながら『次期当主をルナリアにする』と言い出したのだ。
それにはもうアリーチェは我慢ができなかった。
父は元々自分たち(子供)には無関心で、アリーチェに厳し過ぎる教育をしてきたのは母親だった。『次期当主だから』とあんなに言ってきた癖に、それを簡単に覆した母親をアリーチェは許せなかった。
そして両親はアリーチェを次期当主から下ろしておいて、アリーチェをルナリアの補佐に付けようとした。
そのどこまてもアリーチェの人格を否定する考え方にアリーチェの心は死んだ。
──自分を愛してくれないならこちらもあなたたちを愛さない──
アリーチェは行動を起こした。
もうあなたたちに情はない。
◇これは『ざまぁ』の話です。
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇ご都合展開。矛盾もあるかも。
◇アルファポリスにも上げてます。
※誤字報告ありがとうございます!
【キーワード】
ホームドラマ 異世界 ざまぁ 毒母 愛されない姉 妹に婚約者を取られる 精神的報復 姉妹格差 仕返し 家族 シリアス 姉妹
【文字数】
52,220文字(連載完結・全9部分)
【内容紹介】
同じ両親から生まれたにも関わらず、妹のルナリアと差をつけられ、厳しく育てられたアリーチェ。
侯爵家の後継ぎになるのだからとずっと耐え続けていた彼女はしかし、婚約者を奪っていった妹を後継ぎにすると母親に言われ、自分が単に母親から嫌われていただけだったと知り、とうとう我慢の糸が切れます。
そんな彼女が選んだ母親への復讐の方法とはなんと、自分が母親が望まぬ妊娠をして生まれた子だという噂を立てることで――?
虐げられていた姉の復讐物語。
ですがラストは復讐だけには終わらず、そこが素敵です。




