114:贄と呼ばれた少女の、幸せ
【タイトル】
贄と呼ばれた少女の、幸せ
【ジャンル】
異世界恋愛
【作者】
夏乃
【あらすじ】
──逃げなくちゃ、私が、誰かがあの門を開けてしまう前に──
名のない少女は『贄』と呼ばれ、とある貴族屋敷の中で囚われの生活を送っていた。少女の周りにいるのは『贄に関わるな』と命じられた使用人だけ。物のように扱われ、遠巻きに嘲笑される日々。
そんな中、使用人の顔ぶれが変わり続ける。少女を囚えた貴族は悍ましい禁呪を使うため惨殺を繰り返していた。
絶望に震えつつ、狂った惨劇を止めるために必死で逃げ出す少女。逃げた先で、ヒースクリフという一人の冒険者に出会う。
「大丈夫、俺がぜったいになんとかする」
惨劇の館はヒースクリフの手によって跡形もなく破壊される。更に彼は、行き場のない少女に優しく手を差し伸べた。
「名前、ニナはどうかな?」
ニナはヒースクリフと彼の相棒である狼のネビュラと過ごす穏やかな日々の中で、少しずつ前を向いて歩き始める。
心に深い傷を抱えながら懸命に生きるニナと、面倒見のいい最強冒険者ヒースクリフの甘々ハッピーエンドストーリーです。
第5章 終了
【キーワード】
R15 残酷な描写あり シリアス ハッピーエンド 虐待 ヒーローはやくきて 甘々 面倒見のいいヒーロー もふもふ 巨大な狼 うちの子かわいい 一途 SQEXノベル大賞
【文字数】
127,031文字(連載中・59部分)
【内容紹介】
幼い頃から虐げられ続け、「オイ」としか呼ばれなかった少女。
彼女は成長し、ある日光魔法を発動させたために貴族に売られ「ニエ」と呼ばれるように。屋敷で飼い殺しにされる彼女でしたが、ある日、仲良くしていた使用人の一人が失踪していたことから屋敷の真実を目の当たりにしてしまい……?
心に深い傷を負った、とても不憫な少女。彼女がヒーローや周りの人たちの優しさに触れ、人並みの幸せを知って成長していく物語。
序盤は暗いですが第二章以降は幸せな生活ともふもふが待っています。じんわりと心があたたかくなるお話を読みたい方におすすめです。




