なろうで見つけた傑作集 〜柴野いずみの作品紹介エッセイ〜

101：心マウント

【タイトル】

心マウント

【ジャンル】

純文学

【作者】

村崎羯諦

【あらすじ】

あーあ、これだから機械はダメなんだよ。やっぱり心がないからさ、そういう所がホント使えねーよな

【キーワード】

日常 SF

【文字数】

4,291文字（短編）

【内容紹介】

　SF小説の中では、よくアンドロイドは心のない機械人形として描かれますよね。

　それが人間とアンドロイドの一番の差異だとも言えるでしょう。しかし、アンドロイドが『心』に似たものを得てしまったら……人間には一体何が残るのでしょうか。

　人間という生き物は常に優位に立っていたいもの。しかし自分の手ずから生み出したアンドロイドの方が上だと認めてしまった時、堪え切れない怒りと絶望を感じるものなのかも知れません。

　それはそんな、歪み切った人間たちとアンドロイドの物語です。