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炭酸の泡は戻らないのか、いや、蘇る  作者: ぽんパナルラ
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人生二度目は勝ち組か?

 誰もが一度は考えたことはありませんか二度目の人生を謳歌したいと。しかし人間の人生は一度きり。その一度をどのように過ごすか考えたことはありませんか。だから俺は考えた、一度目の人生を二度目の人生のように謳歌しようと。


こんな生意気なことを考えてはいるのがこの春から高校生の俺、涼風 こう。そして今日は今年から三年間お世話になる高校の入学式。どんな高校生活になるのか、どんなクラスメートがいるのか 久しぶりにワクワクしていると、


「涼風!、制服似合ってんじゃねいか。やっぱりそこそこイケメンがそこそこの格好したらそこそこに見えるんだな」

「イヤイヤ先輩、そこそこって言い過ぎですよ」


突然話しかけてきたこの人は部活の先輩の今宮 たける。今年二年生になる無駄に背の高い、自称185センチの天然パーマが似合う人の優しそうな顔をした部活動の先輩。なぜ一年生の癖にこの優男先輩の事を知っていたかというと俺は一足先に入る部活動の下見をした際に声をかけてくれて、部活に勧誘してくれたからだ。


「今日から正式的にうちの部員だな」

「今宮さん一年生が部活に入部できるのは1週間後からですよ」

「そうなのか、ようやくお前の入部祝いできると思ったんだけどな」

「それは嬉しいですけど、もう少し我慢してください。というか副部長がそんなこともしらないんですか?」

「お前みたいなやつは珍しいからな、知らなくともおかしくはない!」

「いや…そんなん自信満々に言わなくても」


少しこの先輩の事を心配になりつつ制服を着て初めてこの 櫻欅高校の門をまたぎ、この瞬間俺の最初で最後の、人生で一度の高校生活が始まった。

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