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転送術士候補生III  作者: よのもり せいう
22/22

転送術士候補生III あとがき

本作品にお目通しを下さりありがとうございました。

「転送術士候補生」の3作目およびメインシリーズは、これで終了となります!


あとがき 目次

◎書き終えての感想

◎登場人物について

◎ストーリーについて

◎回収済、未回収の伏線

◎今後の予定

◎書き終えての感想

[書き終わりました!]

思い描いては消えていた空想を整理できたことが嬉しかったです。1作目の投稿をさせて頂きました3月から4か月…!なんとかシリーズを完成させることができました。とはいえ私の作品は、短文好きとはいえ1話700字程度しかありません。そんな短い1作ですらこんなに大変だったのですから、沢山の文章量や投稿歴のある先輩方のご作品には尊崇の念を禁じえません。


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◎登場人物について

[ポケット先生が見つかりました!]

メインストーリーの三部作で、ポケット先生の失踪から発見まで、そしてその間におけるハーミアの成長を描けたら良いなと思っていましたので、よかったです(*''▽'')!


[ハーミアの成長]

精神面では、残念なお知らせを聞いて貧血を起こす軟弱さだった入学の頃に比べて、三作目では先生がいない、じゃあ探そう!という積極さが出てきたのではないかと思います。技術面においては、やや詠唱が必要だった始めの頃から、無詠唱で連続で転移できる程になりました。


[学園内の人々]

スコラ・リンデの園芸部顧問であるハーヴィー先生や、ハーミアを最初に介護してくれたフィオリ、看板学部生達である司書さんの方々等、1,2作目ではあまり触れられなかった学園の関係者の様子に触れることができてよかったです。



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◎ストーリーについて

[①恋愛のジャンルについて]

三作品の中では、3つの淡い片思いと、1つの恋愛成就が出てきます。しかし最後に分かる要素も多く、二作目は恋愛要素が薄いかなと思い、ここのみハイファンタジーの方にさせて頂きました。この辺り、どのジャンルが適切か難しかったです…!


[ハーミアの片思い:初恋あるある]

1つ目は主人公ハーミアの片思いです。魔物に襲われかけたところを颯爽と助けてくれたルーシェ。しかしモブキャラハミ坊ではもちろん世界の主役級の彼のハートを射止めることはできません。二作目では結局彼の恋の手助けまでしてしまう始末。でもそれをしたことで、ふっと諦めもつく。そんな自身の失恋に納得した瞬間が描けていたら嬉しいです。三作目では吹っ切れて、勇者様の話を聞いてもけろっとしているのでした。


[ディアスの片思い:忠犬のような]

2つ目はディアスの片思いです。先代勇者とどんな冒険をしたのかは分かりませんが、きっと彼にとって最高の時期の1つだったのでしょう。彼は先代勇者が好んだ生命術を会得し、一族の中でもカオス級の龍として活躍したのもその時代です。異世界の勇者様が帰った後も、その見送り場所を離れずいた彼は、先代勇者の言いつけを守れずにいる自分にも後悔していました。そんなところに、ポケットが現れたのでした。


[エーレンツァの片思い:献身的]

3つ目はエーレンツァ支部長の片思い(?)です。これはポケット先生自身がどう思っているか不明ですし、支部長の真意も定かではないですが、なんだかんだ文句を言いながらも彼をずっと支えてきた女性の、献身的な姿を淡めに描写できていたら嬉しいです。


[ルーシェの恋愛:王道勇者]

各作品の最後に結末のみを語られることの多いルーシェは煌めく明星のように世界に現れ、次第に光度を増して一等星となりました。死霊術士の手から姫を救い、その姫を狙う悪龍を退治し、その黒幕に止めを刺したことで、国中が認める勇者となって、王女をフィアンセとしていった過程が伺えます。二作目では、成長途中の彼が、王女だけを見つめる真直ぐな眼差しや、プレゼントに迷う男の子らしいシーンも出てきます。


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[②転送術士の生活部分]

1作目では2つの街を通しての転送術士協会の役目や下宿先の街の様子が、2作目ではまた別の転送術士協会や普段の仕事の様子、修行や授業の様子、そして3作目では学校の施設の紹介や、ダンジョンにおけるワープの仕組み等について触れられたかなと思います。


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[③作品のテーマ]

結局考えてみると、陳腐ですが「辛くても諦めなければいつか夢は叶う」ということなのかな、と思いました。「勇者の揺り籠」を追い求め、ついに辿り着いた着いたポケットと、そんな姿に感動したハーミア。そしてその感動は、ディアスをも動かしていることから、三人に共通する部分なのかな、と思っています。


ハーミアのみなら、マルティアリスの格言「すべての日々がそれぞれの贈物をもっている」という彼女の座右の銘、ディアスのみなら「技術は無色、初心は輝きを放っていても、気づけば変わり果ててしまうもの」という彼が否定できなかったダウゼンの言葉が小テーマとなるかと思います。日々を大切に生きよう。物事の適切さをよく考えよう。というものです。



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◎回収済、未回収の伏線

[回収済] ポケット先生発見!(ゆりかごにいた)

[回収済] 死霊術準備室のはく製 (本人だった)

[回収済] 揺り籠の童話 (実在したらしい)

[回収済] 揺り籠の存在意義(異世界来訪者用のチュートリアル面)

[回収済] ライトの正体(身近な存在だった)

[回収済] ディアスが学校に赴任してきた理由(先生に頼まれていた)

[未回収] ありましたらすみません…!!


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◎今後の予定

[外伝シリーズへの移行]

まだ何を書こうかは未定ですが、いくつか考えていることはあります。

・(許可が下りれば)友人のキャラをメインにした転送術士の話を掲載する。

・AUC設定に近づくよう『妖精の森』に関するシリーズを作ってみる。

・ハーミアの地元や家族関連の話がないので、帰省話を作ってみる。

・オリヅルの登場が少ないので、東国系の話を作ってみる。

・etc...



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◎さいごに

転送術士の話の掲載のご許可を頂きました英雄クロニクル運営様、ありがとうございました!来月に迫った新作・バースセイバーも楽しみにしています♪


小説家になろう様、素敵な掲載場所をご用意下さりありがとうございました!また続きができましたらよろしくお願いします♪


そしてそして…本記事ならびに本シリーズにお付き合い頂きました読者の皆様、本当にありがとうございました_(。-_-。)_


拙作ですが、心を込めて作りました(*'▽')!

ブックマーク、ポイントも励みになりました♪


皆様のご生活が益々ご多幸でありますように…!

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