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詩歌

けもののうた

作者: 間咲正樹

 獣は吠える 俺を見ろと

 獣は壊す 気に入らぬと

 獣は造る 自分だけの城を

 獣は進む 踏み潰しながら


 だがある日ふと獣は気付く

 周りに誰もいないことを

 そうなってから初めて

 獣は僅かに狼狽える


 獣は叫んだ

 俺は間違っていない

 俺は正しい

 俺が一番だ


 だがその声は誰にも届かない

 それもそのはずだ

 獣は一人なのだから


 それでも獣は獣であることをやめない

 まるでそれだけが存在意義であるとでもいうように


 そして長い夜が明ける頃

 獣は一人 そっとうずくまる

お読みいただきありがとうございました!

普段は以下のベッタベタなラブコメを連載しております。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 共感する自分は獣なのかしら。それか、案外みんな獣なのか。ひとりぼっちは寂しいですが、読ませていただき、有り難うございました♪
[良い点] なぜかまた読んでしまいました。 なぜかめっちゃ沁みます。 静けさや 岩にしみいる まさきさん
[良い点] 獣カコイイ! しかし、さみしい…… そうか。 長い夜は明けたのですね。 誰かにうずくまっているところを 見つけてもらえるかな。
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