第1話 何が何だか!
初めての執筆になる為、文面や全てに置いて稚拙な表現になったり読みづらい等のアドバイスをドンドン下さい!
森で昼寝をしていました!
はい、寝てました…はずなんですが…
誰とも解らない声に目を開けると見知らぬ女性?とおぼしき者が肩をさすりながら私に向かって解らない言語で何かを訴えてました。
ニュアンス的に攻撃的ではなく微かに笑顔を含みながら融和的に感じますが私は飛び起きて腰の刀を構えて相手から距離をとり…
ない!
刀が…
いつのまにか武装解除されている
つまり、私に攻撃力が無いからの柔軟な対応だったのだろうか?
だとすれば、私に気付かれず武装解除する程の実力者
なれば此処は魔法で一気に制圧…若しくは退路確保が適切な対応!
相手の実力も解らないので広範囲持続可能な方が最悪の場合離脱する時間が稼げると判断しました。
サンダーアロー!!
あれ?
不発?
どゆ事?
まさか、相手は無詠唱でマジックキャンセラーを発動してた?
いや、そんなはずはない…だとすれば私を起こす前にアンチマジックフィールドを展開してた?
どちらにせよ、私に勝てる相手ではないとゆーことか…
死を悟り両手を下げ膝を大地に落とした。
頭を垂れ頭の中が真っ白になりそうだったが誇り高きエルフの意地で顔を上げ相手を睨み付け誇りだけは高く死んでやる!っと覚悟を決めた。
女性?は少し驚いた様だが笑顔で私に近づいてきます。
そして私の右肩に左手をポンっと肩を叩きました。
恐怖の所為なのかその手刀の威力なのかわかりませんが刈られました。
はい、意識がぶっ飛びました。
どれだけ時間が経ったかわかりませんが目を覚ますと何やら白い天井と見慣れぬ棒状の魔法器具が二本光を発しているのが見え、周りを見渡すと白い大きな箱の中にびっしり瓶などが入ってるのが見えました。その横の箱にはよく分からない物がびっしり詰まってました。
何故か窓と思われる場所には薄い布の様な物が垂れ下がっていて外の状況を確認するのを阻害していることから何処かの軍の施設とも想像出来る…
テーブルには小さな四角くて薄い箱の様な者が有るが周囲には誰も居ない様で有る。
先ずは状況確認を、しよう。
森で寝て居たら得体の知れない手練れに起こされ武装解除された後、手刀で意識を失い、気が付いたら軍の施設…
何故?
私、普通のエルフですけど…?
親も別に族長とか、名のある戦士とか賢者とかそーゆーのじゃ無いんですけど…?
そりゃ多少の魔法も使えるけど私より凄い魔法が使える者など五万と居るし、見た目も私より美形なんて五万と居るのにどーして私?
きっと何かの間違えで「あ〜ゴメンゴメン、人違いだったw」みたいな事に違いない!
本来ならば「はぁ?ゴメンゴメンじゃないわよ!こんだけ人に迷惑かけて置いてふざけるんじゃないわよ!」
ってとこだけど、今回はそーそーに立ち去るのが一番だから泣き寝入りしよう!
っと一人で納得しようとしたがせめて何か一つでも情報を得て駆け引きの材料はあった方が自分の安全性が上がると思い部屋の中を捜査する事にした。
先ずはベッドなのだが、何と説明したらいいのか…
素材は何?
木では無い何か…硬くて冷たく色は白くて微かに光を浴びて反射してる、石でも無さそうだ…
シーツも素材はサッパリ分からない…
ただ真っ白でサラサラした布で有るとしか解らない。
窓に垂れ下がっている布はもう少し薄く近づけば外が見える
!!
何じゃこれは!!
ファンタジーの世界か!!?
其処には、石で出来たであろう木が乱立している。しかもその石の木には無数の窓があり中では多くの見知らぬ種族が右往左往としている!
大地にもその種族が右往左往しているし、その真ん中を赤や白や黒や青…様々な色の箱が物凄いスピードで移動している。大きさや形は様々で恐らく鉱物的な種族なのだと推測する。
その異様な風景に目眩がしてテーブルの前にある椅子によろめいて腰を落とした。
取り敢えず落ち着こうと思いテーブルの上にあったカップに手を伸ばしゴクリッ!!
しまった!!
敵地で飲み物を飲むとか自殺行為だわぁっ!
と思ったが時すでに遅くカップの中の黒い液体を口にした後だった…
味は苦くテヘロギの実を生で齧ったような渋みであった。
テヘロギの実とは私達部族のあるアユーラ地方なら何処にでも生息していて夏から秋に代わる頃に実を付ける広葉樹である。
その実は普段は煮詰めてジャムにする、煮詰めると甘酸っぱいのである。
また、意識が混濁してきた…
私、最近意識飛ばすの多くね?
と思ったが今回は飛ばなかった様である!
気を取り直してテーブルの上の薄っぺらい箱の様な物を開けて…!片方しか開かないのかよ!
どうやら片方は固定されていて片側だけが開く仕組みの様だったが箱では無い様だった上の蓋は黒いガラスの様な物が貼り付けてあり下の部分は小さな黒い塊が貼り付けてありその一つ一つに何やら文字のような刻印がされているのでどうやら何かの魔法器具の様だ。
操作方法も解らないので適当にその刻印を押してみたのです…
はい、得体の知れない物に無闇に触れてはいけません!両親にあれだけ教えられたのにやらかしました…
ビリッ!
押した指先から脳天まで突き抜ける電撃!
マンマと敵の罠に掛かった様です!
サヨナラ父さん…母さん…
今度こそ本当にお別れです…不甲斐ない娘をお許し下さい…