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女体化魔王で成り上がり、婬魔の姫と勇者のハッピーエンドのその先に  作者: 水銀✿党員
エンシェントマキナ・モダンメカニカルフロンティッドライン『古代の機械に現代の機械と未来の最前線』
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フロントライン⑳⑥~箱の中の戦争~


 地下の世界は箱が重なったような世界が連なっており、メトロや連絡通路。トンネルが主であり、爆発や、破壊で通れなくなることは日常茶飯事だ。


 だからこそ、メトロもボロボロな所などあり、それが常識でもある。しかし、例外はある。権力者がいる地方はしっかりと交通網が生きているのだ。


 人が入れない場所はミュータントや魔物などと言った方がいい原生生物が生きていた。だが、整備された場所は……人が生きていた。


「⑨、そのまま進むとプラズマキャノン砲が鎮座してる。その先がお目当ての生きたメトロだ」


 私は大きいアーアードウェポンも通れるほどのトンネルだけを進む。作戦は実行され、救出作戦と共に紛争が拡大する。私は柱に身を隠しながらプラズマキャノン砲の対処を迫られる。


「連絡通路があり、側面をつける。データを送ったよ」


「……迂回する時間が惜しい」


 私は柱から機体を出してプラズマキャノン砲がしっかりと撃ち込まれる。だが、体が勝手に反応し右側面のブースターを発動。急速な圧力と共に左へと機体が瞬間移動の如く滑る。プラズマキャノンとシールドが触れてチリチリと音を立てる。私はシールドを解除し、背中のブースターを吹かして進んだ。


 再充電が住んだキャノン砲がまた砲身を向けるが。打つ瞬間に私は今度は右へ移動し避ける。そのまま勢いのまま足を出してキャノン砲を蹴り壊す。


 重量機体の重厚な脚部の鋼はいい鈍器になる。そのまま、1個2個と壊して進み。一呼吸を入れる。入れた瞬間だった。けたたましいアラーム音が鳴る。


「防衛部隊が現れた。機体はアーアードウェポンの規格品だ。ライフルにブレードの安価な構成だが。狭いここでのブレード攻撃は非常に危険だ」


「了解、でも。機体で殴打した方がいいのになんでブレードいるんだろうね?」


「射程と火力。蹴りで攻撃する乗り手は少数です。機体が壊れます」


「なるほど。じゃぁ、私は『特別』ね」


 自信満々に言いながら突っ込む。通路を封鎖されているためだ。操縦桿が手に馴染む。ペダルや腕の中にあるボタンなどが四肢のように感じる。画面が私の目のようにさえ感じ、操縦の操作する動くと言う動作が全く違和感のない物になっていた。


 故に、まるで動く人間のように細かい動きが再現出来てブレードの手を蹴り。回って、ブースターを吹かして、回し蹴りのような事が出来た。重量2脚の足の重い装甲が大質量のバズーカ砲のような威力を生む。


 ライフル弾をものともしない装甲にブースターでの加速で遅さをカバーしながら防衛の小隊を倒し、隔壁を拾ったブレードで切り払って開ける。


「ここからは確認できませんが……どうやって倒しました?」


「回し蹴り」


「……ええ、もう驚きません」


 オペレーターの静かな声に私は笑いながら、メトロを進むと。ステーションにたどり着いた。物音一つしないステーションに私は察する。


「敵」


「レーダーには何も?」


 またアラームが鳴る。それも至近距離、明確な殺気と共に機体の右腕の先端をマシンガンごと切り落とす。切り落とされた部位のアラームとレーダーに見えない敵機を見る。黒い機体に赤いモノアイ。そして、軽量機体に高出力のレーザーブレード。


「……ああ、流石だ。『炎翼の魔女神』とはな」


「そんな数千年前の名前を持ち出して何がしたいの? バルバトス」


「……もちろん、お前を倒す」


 黒い機体がメトロのステーションに消える。明かりが割れ、漏電した電気が走る中。私はアラームを消し、マシンガンを打つ。感覚で狙い、ロックオンせずに撃ち込み。手応えを感じた。


「なるほど。これは人間じゃない」


「機械化した狂人が何を人間と語るか!!」


「私は人間だ。人間だからこそ、戦いに未来を見ている。戦いこそ成長の餌だ」


「その極論、議論する価値無し」


 マシンガンを当てていくといつの間にか弾かれていく。シールドの光を見て、一丁のマシンガンでは太刀打ちするには厳しい事を察する。そのまま、近づかれステーションの柱ごと、斬られそうになり。間一髪の後方へのブースターで間合いから逃げた。


「敵の武装がわかりました。背中には強力なジャミング装置、ブレードは高出力のオリジナル品です。どこで買ったんでしょうね?」


「……のんきね」


 マシンガンだけではやるには少し厄介な相手。そんな相手に私はふと考える。さっき拾ったブレードがある。そして切れて倒れた柱がある。思い付く悪ふざけを実行するため、斬られた右腕のブレードを発動し柱の中心をくり貫いて無理やりそこに腕を突っ込み、捻って固定させて持ち上げた。


 ギアや駆動音が悲鳴を上げ、そしてアラーム音が鳴り響いて私は笑みを溢す。


「出来るじゃん……武器」


「何を?」


「柱を右手にくっつけた」


「は?」


 私は機体を進め、相手の間合いに入り込み大きく柱を振り、バルバトスはコックピットにブレードを差し込んだ。もちろんそこは狙っているのがわかり避け、コックピットの横を光刃が通り、目の前画面では柱にぐちゃぐちゃにされた軽量機体が柱と混ざったようになる。


 そのまま沈黙し、私の機体も沈黙し。大きい大きいため息を吐きながら、デリンジャーに弾を込め。小銃を出してひしゃげたコックピットを蹴り出し、爆薬が作動して脱出出来るようになった。


 そのまま、大きい大きいため息を吐きながら端末を取り出し声を聞く。


「……機体は?」


「大破」


「重量級なんですけどね」


 長期戦を考えた機体はすぐに壊れて消えてしまうのだった。





From:???

Title:緊急

Message:「地下鉄にテロ組織が潜入した。君には『彼女』を殺してもらう。⑨のパイロットだ。お金は用意した……急ぎ連絡を頼む」


From:???

Title:緊急

Message:「本社研究所に⑨が潜入した。彼女の処分をお願いしたい」


From:傭兵組合

Title:緊急

Message:「⑨の破壊活動には目を見張る物があります。これ以上被害を出さないために依頼を出します。どうか……『世界を救ってください』」













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