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都市野球戦争⑤


 多くの事件、多くの出来事がある中で私は勝ち進み。なんとか決勝戦までたどり着いた事で胸を撫で下ろした。そして、最後のお相手は族長チームと言う。まるで運命の悪戯かと思うような結果に英魔国内は驚いた。そして……チケットの転売価格が跳ねてしまい。急遽、チケットでの問題で殺人も起きる。球場の空は翼のある英魔族たちで埋まるほどに大規模な観戦者が募った。娯楽としても、商売としても成功をおさめそうで族長たちも胸を撫で下ろす。


「結局、順調に勝ち進んでこれましたね」


 私はチームメイトに話をする。相手の情報も与える。メンバーはいつの間にか顔が歴戦の猛者のような表情をしており、特にクンカ王子はエースとして活躍している。


「トキヤは巧みなバットコントロールで堅実な打撃をして塁に出ようとします。勘も鋭いです」


 情報を皆で共有。なんか本当に勝ちに来てる感じがして好きだ。多くの情報を出し終わり、ウォーミングアップをする。そして時間が来る。


「泣いても笑っても最後です。行きますよ」


 私は発破をかけて先頭を歩き回りが人ばかりで耳が壊れそうな大歓声の中で敵である族長のメンバーを眺める。そのままホームベースで相対し、トキヤと顔を合わせる。


 声は拾われているようなので私は音を切り、無音で話をする。


「……まじでここまで来たね」


「いや、本当に……出来すぎ。能力使ったか?」


「そんな能力無いって知ってるでしょ……たまたま」


「俺もここまで来れるとは思ってなかった」


「私もよ、でもここまで来ないと『いけない』理由もあった」


「……まぁなら。負けて貰って」


「ばーか。皆の顔見て負けますなんて言える?」


「言えないなぁ……」


 トキヤと会話をして、そのまま私達が攻撃に移る前に少し話を聞いた。守備をする遊撃手がスキャラ族長の代理のスライムの亜人がプルプルしている。なお、あの遊撃手は凄く守備成績がいい。あそこに飛ばすのはやめた方がいいと考えてる。


「ウィンディーネ様、スラリンです。名前、覚えてくださいね? 同じスライム族として」


「ええ、残念だけど。スライムじゃないんだけどね。名前、覚えてるわ。ネフィア、私が遊撃手やる」


「……わかった」


 守備変更で彼女を二塁手にする。変わりに二塁手をここまで来ると珍しい一般人のチャチャが入る。なお、彼女はもう既に顔つきが変わり、出会ったあの日から甘さがなくなっていた。そのチャチャに声をかける。


「緊張する?」


「女王陛下、早く外野に行って下さい。審判困ってます」


「……ごめん」


「緊張はもう慣れました。緊張で他のチームを活躍してないですが。私は流石に最初からメンバーがヤバいなぁ思ってたんで大丈夫です」


「なら、大丈夫かな。クンカ王子お願いね」


「はい。そうそう抜かせませんよ。なので早く守備位置ついてください」


「はーい」


 獣人の素晴らしい脚力を生かした守備は多くの名場面をウィンディーネと稼いだ。それにこんな場所に居るだけで有名人だ。そんな事を考えながら守備につき、声を聞く。


「プレイボール」


 私は死闘の匂いがする試合が始まった。






 外野の中堅手で私は試合展開と勘で守備位置を変える。外野フライを捕球したり、外野フェンス際のボールに追い付きアウトにしたりと、なかなか芯を当ててくる族長たちだが、クンカ王子を仕留めきれておらず。遠目から焦りが見えた。


 そして5回裏。どちらも決定打がないが1ー0でオーク族長のヒットで1点、打線が2順した時に嫌な気持ちになる。2アウト、打順3番。トキヤが打席に立つときに雰囲気が違っていた。悪い勘が働くが私は外野。だからこそ注意せずに待った。


 1球2球と球が走りストライクを入れて追い込まれたトキヤ。そして外れてもいい引っ掻けるような勝負球をクンカ王子が投げた時にそれは起きる。外角低めへ狙った球にバットが当たる。もちろん外角低めを長打にするには難しいコース。それを芯を当てて球を前に出す。


「あ!? これは!!」


 そしてその球はクンカ王子の足に当たる。ピッチャー強襲の球は跳ねてウィンディーネが捕球しヒットになった。クンカ王子はそのまましゃがみ、捕手のスカシバが慌てて彼に近付き私たちも、救護班衛兵も近付く。球場はシーンとなり、族長のメンバーも震えていた。


 ただ一人を除いて。その一人に私は近付く。


「トキヤ、どこで打球反応、処理が苦手と気付いたの?」


「……最初からだ。勝負球だけを絞って待ってた。チャンスをずっとな。だが、5回まで待たされたよ。いい投手だ」


「足を狙った訳じゃないのね」


「正直、ピッチャー返しがヒットしやすいと思ったが。狙って壊せるほど精密に当てられる自信はないぞ。だが、投手によっては出来ない訳でもない」


「トキヤならやると思ったけど。たまたまか」


「やろうとしたさ。それで上手く行きすぎた。流石に今日のクンカ王子では点が取れない」


「博打に勝ったのね」


 私は溜め息吐きながらクンカ王子に近付く。皆がトキヤの非道に怒るがクンカ王子だけは首を振った。


「……すいません。私がやらかした。実は足で『球を止めよう』としてしまった。匂ってたんです。ピッチャー返し狙い。ついつい足を出してしまって……このとおり。流石暗殺者ですね。こういう事故は『起こり得る』のが野球です」


「クンカ王子、投げられる?」


「……」


 治療を受ける中で彼は頷けない。そうだろう、全力でやらないと族長達を押さえられない。それに彼がこのまま出来ない場合。不戦勝になる。だから質問を変える。


「外野守れる?」


「女王陛下それは……今から女王陛下が投げるって事ですか?」


「ええ、今から投げます。元々私が投げる予定だったんですけど。何ででしょうか、クンカ王子の投球のが見てて楽しいんですよね」


「……」


「だから、背中見ててください」


 私は本審にポジションチェンジをお願いし、球場にアナウンスされる。そして私はマウンドに立った。クンカ王子は足の具合を確かめるように左翼外野へ向かう相手は4番オーク族長。スラッとした筋肉で人型よりも大きい体でストライクゾーンも大きい。だから、抜けてもストライクに入る。背中ではチームメイトが声をかけてくれる。


「ああ、何処かで見た光景ですね。何処でしたか忘れましたが。そういう運命なんでしょうね」


 私は背中を向けてそこから大きく振りかぶって真っ直ぐの球を投げる。トキヤはすかさず盗塁するが私は気にとめず。スカシバのキャッチャーミットだけを見続けた。


 球場は震えるような歓声が上がるのが私の耳に入ったのは三振後だった。


 6回表、1アウト4番。走者がいない中で私は打席に立つ。族長は3回3回と投手を変えていく中で私はオーク族長との一騎討ちになる。オーク族長はストレートのみだが、ヒットは出るも。守備に阻まれて点が入らなかった。


 音は聞こえない中で私はただ静かに待つ。ストライクゾーンのストレートを。そして、初球を振り抜き球場スタンドへ叩き込んだ。大歓声を迎え入れながら一周回って1ー1になり、チームメイトにもみくちゃにされる。


 その後のオーク族長は怒りをしっかりと抑え、私はすぐにマウンドに立ち6回裏を守っていく。


 もう1点もあげられない状態が続くだろう事はわかっていた。だから私は大きく振りかぶってただ投げる。緩急をつけながら。






 6回以降、ネフィアに変化があった。俺はスラリンと一緒に目に焼き付けるように投球を見ている。テンポよく難なく投げる全力投球に衰えが見えず。スラリン、ランスロット含めて族長たちは苦戦していた。


「トキヤ、君がクンカ王子をマウンドから下ろしてネフィアさんが早く出てくるのは良かったが。あれを打ち取るには経験不足じゃないかな?」


「ランスの言いたいこともわかる。だけど、クンカ王子を引き伸ばされたらネフィアがどんどん出てくるイニングが遅くなる。事故の幸運だった」


「遅くなる? もしや、長期戦を考えてた?」


「ああ、ネフィアの隙が生まれるその回まで……俺達は無失点を重ねないといけない。ヒットを打たれようとな、意地で繋ぐしかない。『苦しいのはこっちなんだ』と言い聞かせ、あの女神の打線を沈黙させないといけない。火がついたら……一瞬で終わる」


 ネフィアは見ていて驚くぐらいに集中しており、一球一球がボールギリギリの制球力も合わさって全く手が出せない。回転数が少ないため、打って軽く感じるが、全く飛びにくい球となり、力を強さで勢いをつけてるため中々苦労する。しかも、失速しないためタイミングが合わせやすいが……若干ブレるので芯に当たらない。どうやって投げてるかわからないぐらいに回転が弱い。


 そしてたまに滅茶苦茶回転がいいのもある。それはフワッとホップし、失速後にノビのある直球でバットが空を切る。フォークボールなのか落ちる球もあり、厄介この上ない。


「ストレートだけで何種類もある。しかも、それらを俺らは抑えの時しか見ていない。クンカ王子が良すぎて先発させているのは『ネフィアが投げるのを隠すため』だ」


「ね、ネフィアさんはそこまで考えてクンカ王子を?」


「ランス、ネフィアは先発出来る。だけど、一本では怪しい。それに2枚あればあの不足な事態も回避出来る。一人より二人がいいに決まってる。こっちだって3回で交代をしているだろ。まぁあれは族長たちが全員引かなかったから全員で回すことになってるけど」


「ええ、しかし。3人、今はダークエルフ族長。リザード族長が控えてますが延長何処まで見てます?」


「延長20回。オーク、エルフ、ダークエルフ、リザード、セレファ、トロール、エリックで21回持たせる」


「「「「「「!?」」」」」」


 俺の話を聞いていた皆が驚く。だが、エルフ族長だけは疑わず頷く。


「そうです。考えて見てください。相手は女王陛下、それもスイッチ入ってしまった女王陛下です。苦しい戦いはこれからもあります。それに……長引いた方がいいでしょう?」


 そう、長引いた方がいい。待ってる奴らがいる。戦っている奴らがいる。


「なぁ、誰が初めて女王陛下に土つけるか……いい勝負になるなぁ。誉れだぞ」


 俺は発破をかける。そして、族長たちは顔を変える。我が族の名誉を手に入れるために。


「これ、政治問題だなぁ……一生名前が残るな」


 打ち取れば、それは歴史になるだろう。





 私たちは苦しんだ。熱投と言うようなエルフ族長の粘りある投球に9回を抑えられる。ファールで粘り、塁に出て盗塁で2塁まで行くが。先を踏ませてくれず。大声のストレートで三振は彼を叫ばずにはいられなくする。


 苦しい流れが両方の陣営にある。私たちは攻めあぐね。向こうは私の球に攻めあぐねる。


 アウトと三振の山を築く私は延長戦にもつれ込ませ、そして私の打席だけは申告敬遠をされ、打席にさえ座らせて貰えない。だから盗塁はするが……私の背中に背負った族長たちは全く怯まず。私を本塁に返さない。


 例えバントしようとしても、スクイズしようとしても。トロール族長の捕手能力の高さで防がれた。


 球場の観客の歓声に我々の疲れや苦しさが伝わり息を飲む音さえ聞こえて来そうな空気の14回の裏。1アウト、3番トキヤ。


 私の人生で彼と戦った事が何度もある。今回は勝たせてもらう。





 俺は自分の打席が何キロ先になったような感覚と、無音の中を歩く。14回の長期戦で集中力が切れだした仲間たちと違い。俺は逆に集中しだす。最初から集中せずに長期戦を見据えて温存し、そして苦しかった昔の戦場をおもいはせてバットを握る。人型には大きすぎる球場が今では小さく見える。


 これは遊びだと笑う者もいた。ふさげるなと反対した者もいた。だが、そんな声も何もかも俺は無視した。


 そう、感謝する。今のこの瞬間を。


「早くバッターボックスに入ってください」


「すまない審判」


 深呼吸し右の人型用のボックスに入る。「初球は絶対甘い所に来ない」と頭で考えながら集中する。狙う球を絞りながら俺はネフィアの背中を見た。


 凄い投球方法だ。背中を見せて大きくそのまま回転し、腕のバネで投げる投球。難しいフォームで逆に盗塁しやすい投球だが。そもそも1塁さえ踏ましてはくれない。その圧巻、人型で髪を振る姿はまるで翼が生えたようだ。だから、狙うのはもう。1発だけである。


 バットを掴む手が強くなる。バットをしならせて振り初球はインハイ、内角高めのいい球をバットでカットでファールになる。


 そのまま、1ストライク。次の球は同じインハイで今度は見逃す。全く同じ所を投げられるが、これは読み合いになる。同じ所に3球来るかもと思わせるのだ。だが、そんな同じ所にとも考えられ、今度は外界、ど真ん中などの選択もあり。厄介である。また、スローボールがあまりに遅く。タイミングを逸しやすい。


 ノーボール、2ストライク。投手有利で勝負球でも、臭いギリギリを狙ってもよく。自由の効くいい場面。


 そして3球目、ネフィアが狙った所はインハイだった。それを俺はなんとかカットで凌ぐ。これだからネフィアは怖い。


「………ふぅ」


 しかし、俺は僥倖だった。ネフィアの練習もつき合い、ネフィアの打撃練習も付き合った。その練習が今、彼女ではなく俺が生かされる。そして、ノーボールの4球目だった。ネフィアは失投し、見てわかる低めボール球のストレートがホームに入ってくる。集中し、ずっと待っていた球が来る。ネフィアの運の良さを逆手に取り、ネフィアの勝つ豪運を崩すため。100%の勝率を出すために。狙っていた1球を右バッターとして体を1塁に流しながら、強くバットを走らせてすくいあげる。


 ガキィイイイイン!!


 ネフィアはストライクゾーンで勝負してくれない事を察してボールゾーンで打つ練習をしていた。その通りでネフィアは敬遠された。だが、俺は一死で無塁。ネフィアは勝負してくれた。だから、ネフィアが「失投が運良くボールゾーンへ行く、ボールゾーンへ行くボールは失投で打ちやすい」のを狙って全力で全身で全ての力を入れてすくい上げた。そのすくいあげた球は大きい大きい外野フライのような起動を描く。本来ならフライだ。だが俺はそれを力で吹き飛ばした。風は逆風で苦しい。


 その滞空は一瞬だろうが、俺には数十分にも思わせる。「入れ、入れ」とチームメイトの祈りや、俺のこれでお願いだと言う壱打は英魔国民の頭上近くまで行き。


 ドン!!


 スタンドへ落ちる。その瞬間、俺の心臓は動いたかのような熱と時が動いた。俺は叫ぶ、大きい声で叫んだ。呼応するように球場は歓声に飲まれ、色んな物が球場に投げ込まれる。そのままダイアモンドの形の塁を右手を上げて走り、そのままホームでは族長たちが酒、飲み物を持って待ち構え。俺は本塁を踏み。「ゲームセット」の審判の声と共にチームにぶっかけられ、殴られ、背中を叩かれ滅茶苦茶にされる。そのまま胴上げされて……ユニフォームがビリビリになった。


 そして、チラっと見たマウンドでは。ネフィアはチームメイトの囲まれた中でそのまま泣き崩れていた。


 ネフィアは俺はそれを野球の怖さと再認識する。野球にはネフィアの絶対勝つもない。そう、絶対がないのだと震える。







 私は大歓声の中で立ち尽くし、負けた事がわかったときには周りはチームメイトで囲まれていた。そのまま、顔を見回すと。既に泣き、悔し泣きをする顔を見て……膝から崩れて私も大泣きする。


 負けた。トキヤとの読み合いに負けたのだ。トキヤはもう私の絶好球が打てないと思い。失投した力の抜けた球だけを狙ったのだ。


「ごめんなさい、みんあぁあああああ」


 私は謝る。謝るが、お腹を蹴られる。ゲフっと漏らした瞬間。ウィンディーネが私を掴む。


「そんなことない!! 誇りなさい!! 私は全力だった。それでも……打てず……うぐぅう」


「うぅぅうううううう」


 もう、言葉にならない。そのまま抱き合い。悔しさを落ち着かせる。そして、落ち着いて時に私は今度は感謝の言葉が漏れた。


「みんな、ありがとう。最高のチームだった」


 私が適当に集めたチームは私の想像を越えていい選手ばかりだった。そして、皆も頷き。御礼を述べ続け……そして………泣き腫らした目で、嬉し泣きで泣き腫らしたトキヤたちと握手をするのだった。





 私はインタビューを受けたあと、トキヤが色んな事でボロクソになっていくのを見つめながら助け舟をだす。肩を貸して、負けたのは私なのに死にかけの彼を助ける。


「そろそろ、着替えて帰ります。お話は後日で」


 無理やり引き剥がし、背中の羽でブロックしながら球場を後にする。着替えもへったくれもない。球場の呪いがなくなったのか観客がヒートして危なくなっている。衛兵も押し退ける勢いに身の危険を感じる。


「トキヤ生きてる?」


「死ぬぅ。ネフィア」


「球場から空とぶからね」


 彼を抱いて、球場のフィールドから空を飛び上がり。上空に待機していた天使長とその衛兵たちと一緒に帰宅する。他のメンバーが生きている事を祈るばかりだ。


「ああ、空から球場見るとこんな感じなんだなネフィア」


「見てなかったの今まで?」


「いや、あんな輝いて見えるなんてな」


「……おめでとう。お前は魔王に勝った。勇者だからな」


「そうだろうな。お前が魔王で対魔王の俺だからなんとかなったのかも。はははは」


「ねぇ、教えて。私の球はホームラン出来るぐらいに軽かったの?」


「……あのたった1球だけ。とてつもなく油断してた。そう、他の一球は重たかった。だが、外れてもいい。失投したあとボール球になると思ったお前の一瞬のスキ。本当に本当にあれだけが『失投』だった」


「トキヤの根気勝ちかぁ」


「はははは、俺の人生そんなもんだから。自信はあるな」

 

「はぁ……優勝したかったなぁ」


「ははは。そんな事、さえねぇから戦うだよ」


「そうだね」


 他愛のない話をしながら私は私の家へと彼をつれ帰った。そして、叩かれ続けてたトキヤは骨がなん本も折れており。オークやトロールなど多くの人に背中を叩かれたのが伺えたのだった。私の力で全治3日。重症だった、そのため次の日の昼の会議は私が出ることになったのだった。























 








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