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英魔の駒③


 暗い暗い世界に波の音が耳に入る。そして……目を醒ました。醒ました瞬間、私は周りを見る。するとチェス盤には散乱した駒とカードのみが散らばっていた。私はそれを拾い。封じられている物を覗く。


 その駒の記憶には……私が戦っていた。私が起き上がり、そして……あのクイーンと私はポーンとして戦ったようだった。


 だが、それ以外の記憶を引き出そうとしても霞がかかり……世界に邪魔をされているような圧迫を感じて見るのをやめる。


 見るべきではないと言われているように私の力を越える者が封じていた。


「……誰か……私のからだに? ヴァルキュリア……かな」


 そう、思う。そして……彼女は何者かを私はわからずじまいである。もやもやするが……今は起きる事を優先しようと考える。


「その前に……」


 私は散らばっている物を全て拾い上げた。そして……それを持って夢から覚めるのだった。





「…………」


「ネフィア、起きたか?」


「トキヤ?」


 私はベットの上で立ち上がり、周りを見た。胸に手を当ててそっと息を吐く。


「悪夢見ちゃった」


「らしいな。でも、なんとかなったんだろ?」


「らしい……私の力じゃない」


 トキヤが水瓶からコップに水を注ぎ飲み干す。


「そうらしいな。でも、少しだけ……覚えがある」


「……」


「族長たちあつめて情報をまとめるよ」


「……はい。私は強くなったと思ったのですが……なかなか負け続きですね」


「場所とルールが違えばそうなる」


「はい、私が簡単に乗ったのがいけなかったんです。起きちゃいましたので素振りしてきます」


「わかった。ほどほどにな……まぁ乗るしかなかったんだろ。人質で」


「……背負う物が多くなっちゃいましたね」


「ちがいない」


 私は壁に立て掛けてる護身用バットを掴み庭に向かう。全て思い出せない事に歯痒さを打ち払うように。



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