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女体化魔王で成り上がり、婬魔の姫と勇者のハッピーエンドのその先に  作者: 水銀✿党員
後日談~神を倒し、魔族統一を成した夢魔であり女体化の最強最悪トラブルメーカーの英魔族の魔王様。何故か世界を救う勇者兼白翼の天使と勘違いされて異世界転移してしまう……
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魔王の歪んだ天秤


「……ようこそ私のお家へ。私の庭へ、私の世界へ。お茶は……飲んできたようね」


 ネフィア姉さんは立ち上がり、満面の笑みで席を下げる。マオウは一礼をして、素直に椅子に座った。私も慌てて座り、背筋を伸ばす。


「初々しいデートは楽しかったかしら? アンジュちゃん」


「あっ!? で、デートでは……」


「初々しい男女二人で見て回ることはデートにしか見えないわ。まぁ、招待状に時間なんて書いてなかったし、そういう事よ」


「ま、マオウ!?」


「ネフィア様、それは黙っておくのが筋でしょう」


「ふふ、まぁいいわ。でっ……マオウあなたの要件は?」


「アンジュが苦しんでいる事を解決してあげてください。それに……納得できないまま。彼女に世界を見守って行かせるのは無理です」


「わかってる。ただこんなにも早く……立ち直るとは思ってなかった」


 二人だけで話が進み私はどうも蚊帳の外だと言うことが雰囲気で知れた。二人だけの秘密に私は非常に腹立たしく思う。だから……強い口調で文句を言う。


「そうです!! お姉さまはなんであんなことを……なんであんな悲しい事を!!」


「それはあなたが答えを導きなさい。では、そうですね。ヒントぐらいは言います」


 ネフィア姉さんが手をパンパンと叩く。そして……大きくお辞儀をする。


「今回の演目、お楽しみくださりありがとうございました。それではカーテンコールと行きましょう。あなた方が来る前に一人を残して来ていただきました。どうぞお入りください」


 ネフィア姉さんが声高らがに言うと扉の奥から色んな人が顔を見せる。ネフィア姉さんはその一人一人を私に紹介をしてくれる。


「劇長、エリック。その妻、ヨウコ」


 仮面の優男。そして……そのとなりに狐の尻尾を持つ人がお辞儀をする。


「彼女らにはシナリオをイメージしてもらいました」


 シナリオ? シナリオ!?


「お姉さま!! シナリオとは!! シナリオとは!!」


「アンジュ、静かに順追って話をするから」


「マオウ!? こんなお遊びだめよ!!」


「アンジュ……これは最低最悪な魔王ネフィアの手の上だ」


 ネフィア姉さんはニコニコし続けた。私は私でムッとするが。結論を急ぐのは良くないと深呼吸する。


「エルフ族長グレデンデ、ダークエルフ族長兼首都衛兵団団長兼英魔国内衛兵組長バルバトスです。彼らには私兵をお借りしました。数百ほど」


 エルフとダークエルフが頭を下げる。そしてエルフの人が『バルバトス……お前兼任しすぎると過労死するぞ』とダークエルフに囁き。こそこそと話合っていた。仲が良さそうだ。


「そして……今回の私の脇を護ってくれていた。エルフ族長の秘蔵っ子夢魔たちです。一人遅れてくるかもですね。この赤目の子がワン。この青い瞳の子がニィ。そして……黄色い目の子がシィ……一人は」


ドンッ!!


「はぁ……はぁ……はぁ……申し訳ありません。遅れました」


「このオッドアイで、義手義足の子がサン。それを束ねるお母さんがこの私にほとんど瓜二つ。教会で襲った影武者はこの義足の彼女です」


 5人のネフィア姉さんに似た夢魔が頭を下げる。フィアと言った人の姿に私は驚くと同時にあの教会を襲ったのは彼女の娘だったのかと納得は……出来なかった。


「どうして教会で……」


「この5人には私として勇者狩りと私の似ている姿で多くの都市で私を広報して貰ったの。そして……あの偽物太陽の魔法を維持管理。夢魔として全世界に私とアンジュの決闘を見せさせたのも全部彼女らと大勢の夢魔のお陰です。代表者が彼女らです」


「頭割れるかと思ったわ。皆ね?」


 赤目がポツポツと言う。それに数人が頷き……一人の遅れてやって来た子がネフィアを見つめて溢す。


「ご褒美は……必ず。必ず。私のお願いを聞いてくださるのですね?」


「サン!? 今はそんな事をいっている場合じゃない!!」


「聞いてくださるのですね? 女王陛下」


「ええ、絶対約束する。皆さんわざわざありがとうございました。そして……魔王を演じさせていただきました。私と………主役のアンジュでした」


 オッドアイの子だけが少し何かあったようだが。紹介が終わり。皆がそのまま部屋をでていく。


「アンジュ。同盟国の主要者だ。覚えておかないといけない」


「そ、そう言うことだったの!? まって!! 覚えてるの義足の子だけよ!!」


「アンジュちゃん。わざわざ……協力してくれた人を紹介したのに……」


「お姉さん。もうちょっと分かりやすくお願いをします」


「ふふ。お堅いの嫌いなの……まぁいいわ。口で説明になるけど。ごめんなさい……私は次があるのご褒美を待たせるのは酷だから」


 何かわからなかった。だけど……優しさだけは伝わる。


「はい、私は大丈夫です。アンジュは?」


「私も、何故なのか知れば大丈夫」


「ありがとう。そう、私はあなた2人の記憶を全て夢で見た」


 あの、マオウとの決闘の時だろう。


「そして……アンジュに眠りの呪いを一月かけた」


「……何故ですか?」


「世界に私を知られるために、世界を恐怖を伝えるために。私たちは……そうね」


 魔王として君臨するネフィア姉さんが思い出のように

語り出す。そして、紹介をしてくださった人たちの事を私は知り……ネフィア姉さんと言う人を忘れていたと私は恥じる。


 そう、ネフィア姉さんは変わらないのだから。










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