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女体化魔王で成り上がり、婬魔の姫と勇者のハッピーエンドのその先に  作者: 水銀✿党員
第1章~始まりは一人の狂人の連れ去り~
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勇者になるまえの記憶..


 記憶を見るとトキヤの父と母は冒険者だった。色んな仕事をこなす。それなりの冒険者だったようだ。


 しかし、ある日………帰ってこない日が続き。結局、孤児院に引き取られる事になった。トキヤは父と母は冒険者として命を落としたのはわかってたし「いつかそうなる」というのをイヤほど父に聞かされていた。だから、一人で生きていく術はすでに父から教わっていた。


 低級魔法を教わるが才能は無かった。しかし、火を使えれば便利だし。孤児院でも役にたった。そして孤児院には黒騎士が遊びに来ており、孤児運営が何処かもわかる。一部の孤児院は黒騎士の寄付で維持されている。


 孤児院に恩を売れば自ずと黒騎士の助けになるらしく、黒騎士の出身者は孤児院の出も多い事が関係していた。ようは黒騎士団に入れるために目をつけているのだ。ただ、実力があるかどうかは既にみられているようだった。


 味方を処罰するために能力主義の黒騎士。能力と愛国心があれば誰でもなれる。だから、孤児院では格式ある白騎士よりも方面騎士よりも人気だったらしい。


 そう、父親の冒険者より。孤児院で優しくしてくれた黒騎士に恩を感じ自分も彼らみたいになりたいと思ったようだ。格好いい、モテるとか憧れの対象。そんな誰でも持ちえる普遍な夢をトキヤは持っていた。


 だから、大きくなり冒険者となった自分の目標として黒騎士入団を目指す。入団には試験がある。実地試験が実力に見会わず高望みし努力を重ねる。そんな時に彼は占い師に出会った。


「魔法の才能はない。剣もそれほど強くない。だけど、入団したいからアドバイスがほしい」


「占い師をよくわかってるのじゃないかい。ボウヤ」


「占いはアドバイス程度が丁度いいんだよ。いっそ強い魔法を教えてよ。簡単で」


「強い魔法は無いね。残念…………アドバイス程度じゃろ?」


「じゃぁ、風の魔法はどうかな? 僕は他と違った感じがいいんだ」


 少年は風の魔法が弱い事は知っていた。しかし、変わり者であった彼は風の魔法に惹かれる何かがあった。火の魔法より風の魔法の方が面白そうだっと言う理由。それと風に愛されている気がしていたのだ。


「占い通りの変わり者だねぇ」


「昔から言われる。自分だけの人生が欲しい。よく父親が言っていた。だから冒険者を母と一緒に辞めなかったんだ。そう、両親は自分だけの人生を手にいれた。誇らしい…………例え、死んだとしても。それが出来ていたんだから」


「そうかい、少年なのに強い精神の持ち主だね。面白いから占ってあげよう。風の魔法は危険だ。悪用しないか未来を見てあげる」


「頼みます」


「………………ああ」


「どうでした?」


「残念だが悪用する可能性がある。教えられないね」


「そうですか。ありがとうございます」


「なんだい? お礼なんて言って」


「アドバイスありがとうございます。風の魔法は弱いとは言わずに危険だと言いました。それは『強い』と同義でしょう? 危ない魔法なんですね」


「………食えない子だねぇ」


「昔から言われます」


 彼は風の魔法を修練する。華々しい魔法ではない故に独学で魔法の基礎を考える。冒険者のパーティ数人では後方での火の魔法使いとして活躍し、一人では風の魔法使いとして冒険して色々な経験と努力を積む。黒騎士団の夢を追いながら。





 数年がたったある日。少年は青年となった。記憶は欠落が多く。すぐに私の知っている彼に近付いていく。


 風の魔法を習得し、風とは何かを肌で感じるほど密接に関係性を作り上げた。故に彼は風の魔法が危険な理由を理解した。そうして占い師の所に入り浸り。魔法使い同士気が合うのかよく話し合っていた。


「グランドマザー。便利すぎる。他の魔法がいらないような程に。なのに何故、皆は気付かないんだ?」


「そこまで至ったかい………私には無理だったが才能はあったみたいだね。何故かと言うと学問として全く見向きもされないのさ。『火』『水』『土』が活躍するなかで『風』の才能は見つけられていない。誰もやらないんじゃない。やって辞めてるのさ、他の方がいいとね」


「これを使えば黒騎士団も楽に入れそう。でも、憧れは剣士だしなぁ~」


「ああ、今回出るらしいね。試験」


「うん。出ます」


「頑張りな。夢が叶ったら何をするんだい?」


「次の夢でも追いかけます」


 彼は風の魔法使いとして試験に挑み。無事合格した。風の魔法による。執拗な攻撃での削り勝ちだ。魔法使いらしい戦い方。距離を取り魔法を唱えて戦う。


 剣は振らない。彼はまだ。剣を手にとって戦う人じゃ無かった。





 彼は騎士団合格に喜び。孤児院に戻って寄付と自慢をしたあと。占い師のもとへ立ち寄った。彼の一番大きい泡の記憶はそしてこれからの記憶は欠落が少なかった。よく覚えているらしい。いや、彼の転機がここからだった。この日から彼と言う人物が出来上がった日。だから記憶が固いのだ。


「無事合格しました。ありがとう占い師」


「そうかい、そうかい。夢が叶ったね」


「ああ、叶った。次はどうしようか?」


「………嫁さんでも貰うかい?」


「まだ、一人でいいかなぁ。でも欲しいなぁ」


「面白い。占ってあげよう。君が恋に落ちる。女性たちを」


「待って!! それは知ったら気まずいって……向こうは知らないだろうし」


「大丈夫。恋に落ちるのは一握りさ。気まずくなれ。ケケケケ」


「占い師!! アドバイスだけな!! アドバイス!!」


「風の魔法を見抜いた。大丈夫、お前は面白い奴だ」


「いいや!! 大丈夫じゃぁない!!」


「じゃぁ………占うよ」


 特別に未来の出逢う女性。それを肖像画のように写し出された。目にうつる多くの女性に彼は……運命が固定される。















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