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女体化魔王で成り上がり、婬魔の姫と勇者のハッピーエンドのその先に  作者: 水銀✿党員
第零章中編 ~深淵の大穴、捨てられた大地から目覚めた魔王~
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青い星の未来選手.


 試合日程が決まり、デビルカープズの本拠地での始球式となった。その決まった日に私は一応一日だけお邪魔する選手たちに顔を出す。


 海族の持つ球団。大洋ホエールズと言うチームに。


 このチームは軍事費が異様に高いため資金力が低く。補強も出来ない。または出て行くために戦力が揃わないと言った事もあり、最下位争いの常連チームだった。


 だが……何故か……魚族たちは「震えて眠れ」と他のファンを煽っている。理由はわからないが今回のベストメンバーが強いのかもしれない。


 悪魔族長セレファが「治める都市にいる」と言うことで顔を出す。都市インバスの中で球場とそれに併設されるように建物。宿泊施設と訓練場が流れ着いたらしい。「野球をやる」と言ったら……流れ着いたのでこれもこの魔王が治めた場合の発展の一つだった。


「こんにちは……一日選手体験のネフィアです。ヨロシクお願いします」


「一応一日だけだが。一緒にやれるだけでも何かを感じ物にしてくれ」


「「「「はい!!」」」」


 私はその訓練場で多いと言えない数の選手たちと挨拶する。面白いのはスラリンが監督らしい。スラリンが「過労で倒れないか?」と思ったが他にいないらしい。仕方ない事らしいがそれ以上にファンが多い理由が決定を覆せないとの事だ。


「じゃぁ……えっと。捕手は……」


「私がやりたい!!」


「ミライ……お前……またか……」


 スラリンの提案に一人のショート髪の女の子が手をあげる。皆はそれを暖かく見つめ、隣の魚人で耳が殻になっている男子が肩を叩く。蟹っぽい部分を持った子だ。


「ミライ、次の日はお前が先発だろ?」


「先発変わってよ。イマくん」


「……いや。俺は開幕投手やった事あるし」


「開幕投手女王陛下様だよ? それに……捕りたい!!」


「あー……わかった。右で投げろ。3番手だから絶対に抜かるなよ」


「あーはい」


 仲のいい二人の会話に周りの海人とオーク族の選手の一人が笑う。


「わかった。ネフィア様。彼女が捕手です。練習は彼女とお願いします」


「はい。わかりました。じゃぁ~ヨロシクええっと」


「選手名はミライです。女王陛下」


「ミライちゃんヨロシク。えっと私は……女王でしたか?」


「魔王ですよ。選手名は魔王ですね」


 ケロっとしった屈託ない笑顔で笑う人魚姫は青い捕手用の防具をつける。そして嬉しそうにあるボールを見せてくれた。


「実は私……これ持ってるんです。知ってますか?」


「……?」


 私はそのボールを受けとる。黒い筆でサインが書かれており、その名前に私は驚く。ネフィア・ネロリリスと小さな少女に陽の導きをと書かれていた。


「これ!?」


「女王陛下の決勝で最後の負けた時のホームランボールです。お父さんが捕ってそのまま小さい時私が貰えたんです。そのあとサインしてくださって。私の宝物です」


「へぇ……ホームランですか」


 私はそこまで飛ばせるかわからない。だが、少女はそれを見ながらきっと今まで努力し選手となったのだろう。


「希望でした……しかし、私は頑張ってここにいます。女王陛下。ヨロシクお願いします!!」


 人魚の未来はどうやら明るいようだった。







 150球投げたぐらいで私は休憩を挟む。ミライちゃんは凄く褒めてくれるので謙遜しながらも言葉を交わす。休憩している中で今と言う名前の選手が顔を出す。


「イマくん。女王陛下と話中」


「引くぐらい食い込んでるぞおめぇー。ちった落ち着け」


「イマくん!! 女王陛下だよ!!」


「知ってるわ!! お前が誰よりもファンだってこともな‼」


「………女王陛下。今くんのグローブにサインしてあげて欲しいのだけど」


「ミライ!!」


「欲しいでしょ?」


「ぐぅ……くぅ……」


「いいですよ私のサインでしたら」


 ミライとイマと言う子達の空気に癒されながら私は彼のグローブに魔法で焦がしサインを書く。


「すいません。ありがとうございます」


「イマ君凄いんです。背番号1番の大エースですよ」


「いや、お前の方がエースだよ。ミライ」


「私は2番。あなたのような投げ方は出来ない。それに……私が誰よりも信じてる投手よ」


「1番の背番号がおもてぇ……お前のせいで」


「……仲良いですね。付き合ってるんですか?」


「あっいや!?」「ち、違います!!」


「隠しきれてませんよ。夜も共にしてるようですね。いいんですよ祝福します」


「………すいません」「………黙っていてください」


「はい。今と未来ですか……いい登録名ですね」


 私は彼らを見ながらもっともっと強くなり女神を打ち倒し未来を取り戻す決意を思い出すのだった。






 ある意識が混濁した空間。そこで声と文字が浮かぶ。空間は夢が繋がる場所である。


「お前ら……また集まったのか」


「お前らもか……」


「いや、集まるだろ」


「「「「空間作成乙」」」」


「空間作成乙、お前ら……実はめっちゃ期待してるやろ」


「期待してる」


「期待せんやつおるか? 球団オールスター戦やぞ」


「やべーよな。流れて来たけどこれめっちゃええやん。ベストチーム最強だった選手集めたチームやん」


「夢やろ……」


「………わいは絶望や。わいのチームで選手名巨豚がおらん」


「ふぁああああああ!? 嘘やろ!? 流れてへんのか?」


「確認したけど……ホエールにおるみたいやで。4番だってさ」


「なんでや!? マジでなんでや!? 裏切ったんか!? なんで他のチームおんねん!!」


「俺、未来人。現役継続したいから、いざこざ後に大洋ホエールのミライちゃんに引き抜かれたらしいで」


「なんやと!? しりとうないわそんなの!!」


「さすが星の未来ですわ。つか……あの子のお陰やしな。やべーでお前ら震えて眠れ」


「なんか海洋生物がイキッてるけど……ほんまに何があんねん未来で……万年最下位やったやろ」


「………大洋ホエールスターズ。グランドスラム」


「「「「「「絶対に信じれん!!」」」」」」



 意識が混濁した中で多くの亜人が交流する。そして崔は投げられたのだった。











 



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